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89.許さないで ページ39
YN「…っA!?」
SM「……A…」
YN「オッパ…Aは？…」
SN「まだ眠ってる。随分疲労してるって先生が…」
YN「A…何があったの…？」
SN「車のクラクションとブレーキ音がして頭が痛そうに抑えてて…よく分からない…」
ユナとソクミナが顔を見合わせて
YN「オッパ…落ち着いて聞いて。A…記憶が戻ったかもしれない…」
SN「…えっ…どういうこと？」
SM「これが初めてじゃないんだよ…Aは言わなかったけど…ヒョンさ、遊園地行ったことある？Aと」
SN「…有るよ。それがなに？」
YN「A…観覧車乗った時あたしにしがみついて怖いって言ったの。その時頭痛そうにしてた。あたし達には分からないように頭抑えて苦しそうにしてた…オッパと行った事思い出したんじゃないかって…でもAなんにも言わないから聞けなかった…もう随分前の事だから気にしなくなってたの…もしかしたらA…」
SN「全部…思い...出した？」
SM「ヒョン…」
SN「ウォヌは？」
YN「分からない…何でAがあたしに連絡くれたのか…オッパに連絡するっ」
SN「A…オッパには会いたくないよな…」
今Aが俺を見たらもう二度と会えないかもしれない…
でも…
それでもいい。俺を許さないで…A
オッパはもう平気だよ…
A無しの人生も受け入れるから
向き合わなきゃいけないよな…
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作者名：ぽけ | 作成日時：2021年9月16日 15時
