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80.シルエット ページ30
ジェットコースターにコーヒーカップにバイキングに…
いっぱい乗ってはしゃいで
耳つけて写真を沢山撮った
ユナが観覧車乗ろって言うから高い所が苦手だけど乗った
怖くてしがみつく私にユナは
「こんな可愛い彼女居たら堪らんなっ」って呟いて、ソクミンくんが
「夢でいいから彼女にしたいわっ」って…
いや、てか、ちょっと…高すぎない？…ねぇ…
"＊＊…大丈夫だよ。＊＊＊＊＊＊"
えっ？何？ だれ？ 聞こえない…
ん……っ!?…痛いな…頭…痛い…
"＊＊＊…怖いよ……"
えっ？…何言ってるの？…
っつ……!!……痛い…痛い…
シルエットで誰なのか分からない…
でも不思議な安心感を感じた
顔だけ見えない。ぼんやりしてる…
私…観覧車に乗った事がある…？
誰と来たの？あなたは誰？
頭が痛いのは治ってる…
フラッシュバックが起こると痛くなるのかなぁ…
記憶を失ってからこんなの初めてだ…
もしかして、思い出すの？
幸いユナもソクミンくんも気が付いていなかった
楽しかったねってユナとソクミンくんが笑うから
凄く楽しかった事だけ胸に刻んだ
素敵な思い出をありがとう
ふたりに出逢わなかったら私は多分生きる事を楽しめずにいたと思う
それにあんなに素敵な彼氏も出来なかったはずだから
私を見つけてくれてありがとう。ユナ。
いつもきらきらの笑顔をありがとう。ソクミンくん。
これから先どんなに有名人になっても
忘れないで…親友でいてね
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作者名：ぽけ | 作成日時：2021年9月16日 15時
