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78.特等席 ページ28
オッパを置き去りにして
ユナとソクミンくんの間に入って腕を組んで歩いた
久しぶりの感覚
凄く嬉しい
A「楽しいねっ」
YN「うん!!A最高ーー!!」
SM「A〜大好きーー!!」
A「…えっ」
バシバシ!!
ユナ……ぶはっ!!
この感じも久しぶり
オッパ!!楽しいねって振り返ったら
とてつもなく冷ややかな目でソクミンくんを見ていた…
オッパ……ふふっ
ふと、スニョンくんがいたらどうだったかなぁって
ユナもソクミンくんも私も、スニョンくんとはお友達だから
記憶を無くす前ならきっと4人で居ただろうなって思った
YN「A？どした？」
A「ん？あ、いや、幸せだなって思って」
YN「Aが幸せならあたしも幸せだよ」
A「へへっ。ユナっ！」
ちゅっ!!
夢みたいな2日はあっという間に過ぎる…
しゃぶしゃぶの帰りにカラオケに行って
贅沢なコンサートを開催してくれた
ユナがカッコよく踊ってソクミンくんが綺麗な声で歌ってる
ウォヌオッパの意外な特技も分かった
オッパ…ラッパーじゃん!!すごっ!!
私はVIP席で観客に徹する
YN「今日は私たちのLIVEにお越しくださりありがとうございます。VIP席の貴方だけにこの歌をお届けます。聞いてください」
そう言って歌ってくれた歌を私は一生忘れないだろう。
例えまた記憶を失っても…
ポロポロ泣く私を見てユナもソクミンくんも泣きながら歌ってくれた
オッパはずっと手を握って優しい微笑みを浮かべていた
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作者名：ぽけ | 作成日時：2021年9月16日 15時
