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67.初めてじゃない… ページ17
泣いて愚図る私
オッパの手が頬を包んで
後ろ髪に手を滑らせて
ぐっと引き寄せて深いキスをする
長いキスから開放されたら
熱をもった瞳が揺れて
抱き上げられてキスをしながら
優しくベッドへ沈められる
「A…愛してる」
大好きな人が囁く愛してるは
不安な心を溶かすには十分な囁きだった
手を絡めて何度もキスをした
オッパの逞しい身体に身を委ねて
優しく服を剥いでいくオッパ
触れる手が優しくてくすぐったい
「オッパ…愛してる」
…はぁ…A…愛してる…ちゅっ……はぁ…
…っあ…オッパ…大好き……んあっ…はぁ……
初めて結ばれた日
オッパがカッコよくてドキドキして
嬉しくて愛おしくて好きが2倍になった
ただ…私…
初めてなはずなのに初めてじゃない…
オッパは何も言わない…
気にならないのかなぁ…
WN「……んん〜……A？」
A「オッパ…私…オッパが初めっ」
ちゅっ……んんっ……ちゅ……
WN「オッパが初めてだよ…それでいい…」
A「オッパ…」
オッパを傷つけてしまった…
「ごめんなさい…オッパ…
でもね。大好きだから嬉しかったよ。
身体は初めてじゃないかもしれないけど
頭と心は初めてだったんだよ
愛されてる幸せを感じたのはオッパが初めてだったよ」
そう伝えたらオッパは凄く嬉しいって
何度も何度もキスを落として
何度も求めるオッパは不安を消す様に夢中にさせた
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作者名：ぽけ | 作成日時：2021年9月16日 15時
