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61.やっぱり大好きな人 ページ11
夕陽が沈んで暗くなり始めた
SN「A。帰ろう？」
A「スニョンくん。もう会わないつもりでいる？」
SN「えっ…」
A「やっぱそうか。何があったのか思い出せなくて…ごめんなさい。」
SN「…謝らないで…それにっ」
A「気にしないで？」
SN「…A」
A「どうして？なんで会わないつもりなの？」
SN「幸せにしてあげられないから…」
A「幸せにしてって私が言ったの？」
SN「俺が幸せにしたかったんだ…」
A「もうしたく無くなった？」
SN「ウォヌが幸せにしてくれる…」
A「スニョンくんは幸せ？」
SN「……っA!?…」
Aが俺の胸に顔を埋めて背中に回した腕に力を込めて
A「スニョン…オッパ……？」
SN「…A……？」
A「私……スニョンくんを…オッパって呼んでた？」
SN「……うぅぅぅ……はぁ……うぅぅ……」
A「スニョンくん…」
SN「…A…ごめん…大好き…うぅぅ……」
Aは俺が泣き止むまで背中に回された手でトントンしたり摩ってくれてた
俺も戸惑いながらAを抱きしめて子どもみたいに泣いて
ずっと触れたかった温もりがそこにあって
ずっと触れてはいけないと言い聞かせた優しさが俺を慰めてくれる様で
大好きで、大好き過ぎて、幸せで…
このまま攫ってしまいたかった
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作者名：ぽけ | 作成日時：2021年9月16日 15時
