ハルノヒ～天使と虎～ 13 (ページ43)

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643.暖かい腕 You&JHside ページ43

Cチーム

ダッシュで走って手が離れて…

誰もいない…
どうしよう…
怖いよ…
助けて…

ｶﾞｻｯ

A「ﾋｨｨｨ！……うぅぅ……ジョンハンくん…スングァナ…うぅぅ……どこ行ったの…うぅぅ……」

JHside

JH「えっ！？…はぁ…はぁ…A？…」

SG「…はぁ…Aちゃん？…居ないじゃん！！？はぁ…」

JH「しっ！！ちょっと黙って…」

薄らと泣き声が聞こえて
少し脇に入った茂みから聞こえる…

JH「スングァン。お前先進め。Aは俺が連れていくから」

SG「…え、やだよ…僕も…」

JH「A怖がってすぐ動けないかもしれないからミッション探して」

SG「…ん、分かった…」

Aを探して茂みに入った
暗くてよく見えないけど泣いてる声を頼りに足を進めた

JHside終

JH「…Aー！返事して〜！」

ジョンハンくんの声が聞こえた

A「…っ！？ジョンハンくん？…ジョンハンくん！！！…うぅぅ……ジョンハンくん！！…」

JH「Aっ！明かり見えるか？」

A「…明かり…うぅぅ…うんっ……」

茂みの先に小さな明かりが見えて

JH「Aっ！！！」

ぎゅっ

A「ジョンハンくん！！…うぅぅ…良がっだ〜…うぅぅ……」

JH「ん、ん。良かった…A…ごめん…俺が手離したから…」

A「…うぅぅ…違う〜…うぅぅ…あたしがぁ〜…ごめんね…」

JH「…はぁ…良かった…怪我はないか？痛い所は？立てる？」

A「…大丈夫。どこも痛くないよ…立てる…」

ジョンハンくんに抱き起こされてしばらく暖かい腕に抱かれていたら
急に気が遠くなって力が抜けた…

JH「Aっ！？…」

JHside

急に力が抜けたAを抱き留めて
気を失ったAをおぶってスングァンの元へ急いだ

JH「スングァン！あったか？…」

SG「っ！？Aちゃん！？…どうしたの？怪我したの！？」

JH「怪我はしてない…気を失っただけだと思うけど…ヒョンに連絡して」

SG「…わ、分かった」

ミッション場所にあったスマホで連絡をした

SG『ヒョン！Aちゃんが気を失ったみたいで…』

JS『なんで！？』

JH『ヒョン…ごめん。Aとはぐれて…。怪我はしてないけど気を失って…』

JS『…分かった。無事に戻ってこい』

JH『…ん』

とにかく急いで山を降りた

JH「A…」

SG「Aちゃん、大丈夫だよね？」

JH「大丈夫だよ。大丈夫…」

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