621.お姉様の想い JSside ページ21
JSside
ふたりからお願いされた保護者としては
今のキスはペナルティだけど
夕日も相まってめちゃくちゃ素敵なワンシーンに思わず見蕩れていたら
パシャ
スニョンのお姉様がふたりを盗撮していた
JS「怒られちゃうよ〜」ニコッ
SN姉「大丈夫。スニョンがアメリカ行く時持たせようと思って」ニコッ
JS「ふふっ。ふたりがずっと笑っててくれたらどんなに良いだろうってふたりを見る度に思うよ…」
SN姉「ほんとに…。私もそれだけを願ってます。スニョンはAがいないと夢さえ捨ててしまいそうで…。だけどAがスニョンの背中を押してくれたからきっと大丈夫ですよね…」
JS「まだ迷ってるみたいだけどね…」
SN姉「Aと離れたくないんだと思います…最後に決めるのはスニョンだから…いっぱい悩んで決めたらいい…後悔だけはして欲しくないから」
JS「…そうだね」
たった16歳で人生を左右する決断は人が思うよりずっと苦しいだろう
何が間違ってて何が間違って無いのかなんて誰にも分からない
全部正解かもしれないし、不正解かもしれない…
そもそも正解不正解も無いのかもしれない
新しい夢が出来るかもしれない
夢半ばに敗れる事もあるかもしれない
ふたりの夢がすれ違わず真っ直ぐ進んでくれたらなって…
JH「ヒョン…ちょっといい?」
JS「…ん?あぁどした?」
JH「あぁ…うん…」
SN姉「…あぁ…私はみんなを撮りに行きますね」ニコッ
スニョンのお姉様は気を使ってくれた様だ…
JS「で〜?何?」
JH「あの女達…」
JS「あの女達?…」
JH「Aにまた何かしようとしてない?」
JS「あぁアイツらか…。最近ミンギュに絡んでるみたいだけど…さっき何か言いかけたから何かあるのかとは思ってるけど…」
JH「何で何もしねーんだよ…Aに何かあったらっ!…」
JS「探ってるよ。何も起きない様に注意はしてる。ただ…Aに直接って訳でも無さそうだし、何かあるならスニョンじゃないかと思ってる」
JH「スニョン?」
JS「弱みに付け込んでな…」
JH「弱み…がAって事?」
JS「…その可能性が高いかなって…あの子が個人的に動く分には止めようがあるけど…」
JH「…何がどうなってんだよ」
JS「ちょっと聞いてみよ。ミンギュが何か知ってるはずだから」
ジョンハンの心配は当然で
アイツらの…いや、キム・イナのあの余裕がずっと気にはなっていた
何を考えてる?
ミンギュが仲良くしてるのにも到底理解は及ばないが…
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作者名:ぽけ | 作成日時:2022年8月19日 10時