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602.バカ WZside ページ2

WZ「仮にふたりが色んな事を経験して心友に戻っても変わらず繋がってると思うんだ。俺たち4人は多分大丈夫だよ。9年も一緒にいたんだぞ?9年だぞ!?…飽きもしないでさっ」ニコッ

A「……ジフナ…」

WZ「A。スニョンさ、ずっと迷ってるんだよ。まだ迷ってる…あいつ…Aが苦しむの分かってるから…言えなかったんだ…。許してやって」

A「…スニョンのバカっ」

WZ「ふふっ。ほんとバカだよな」

A「…あたしスニョンには夢を叶えて欲しい。てか、叶うんだよね。行くしか無いじゃんね。何迷う事があるんだか…ちんちゃ分からん」

WZ「…ぶはっ!!Aっ!!辛烈っ」

A「だってそうじゃん!!あたしが行かないでって言うとでも?はぁ?……いや、まぁ行かないでって思った瞬間は無いとは言えないけど…」

WZ「そう言えばいいじゃん。Aが思ってる事訳わかんなくても全部吐き出したらスッキリするんじゃないか?Aは我慢し過ぎなんだよ!!…俺は分かるけどスニョンには分からないんだから!!」

A「…てかさ、なんでジフナは分かるの?あ、あれか?透視能力かなんか有るの!?ん!?」


可愛い顔して何聞いてんだか…


好きだからに決まってんだろ!!…はぁ…ちんちゃ…


WZ「…そうだよ!!透視能力あるんだから隠してもムダだぞ!!…」

A「わぁ☆*。凄っ!!…テバっ!!!?」

WZ「…いや、冗談だから…」

A「ジフナ…ちんちゃテバっ!!」

WZ「………おぉ」


Aのペースにまた呑まれた…
さっきまで泣いていたAはもういない
少しは気が楽になったかな


WZ「で、心友に戻ろ発言は撤回しなくていいのか?」

A「…んぁ?」

WZ「んぁ?じゃなくて…今頃スニョン溶けて無くなってるかもだぞ」

A「ぎゃぁぁぁ!!透視能力!?テバっ!!ちんちゃ…はぁっ!!帰ろ!!ジフナっ!!」

WZ「…百面相かよ…あぁ分かった分かった。帰るぞ」

A「…ジフナっ!!…ありがと♡大好き」


ぎゅっ


Aの大好きの破壊力…
透視能力があったらどんなに良いだろうか…
Aの俺への気持ちが変わる日が来たらすぐ分かるのにな…
まぁそんな日は来ないけど…

今だけ許せ…スニョン


ぎゅっ


力を入れて抱き返した


A。ずっと幸せでいて
それだけで俺は幸せだから



.

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作者名:ぽけ | 作成日時:2022年8月19日 10時

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