591.藻掻く彼女 SGside ページ41
A「…美味しかった」
SG「良かった」ニコッ
A「…スングァンくん…ありがと」
SG「スングァンがいい」
A「え?」
SG「スングァンくんじゃなくてスングァン」ニコッ
A「あぁ…うん。スングァナ…優しいね」
SG「…っ//////…へへっ…そう?何もしてないよ」
A「……スングァナ…は…知ってる?」
SG「…?何を?」
A「…スニョンの秘密」
SG「秘密?…って何?」
A「知らないの?…」
SG「…知らない…かも?…」
A「…そか」
SG「…Aちゃん?」
Aちゃんは知ってしまったんだね…
だからあんな風にマイナスオーラを放ってたんだね…
僕は…
スニョンの秘密を知っていた
知らないフリをしたのは誰からも直接は聞いていないからで
知らない人がいる事が今のAちゃんには必要なんじゃないかと
計算もあったかもしれない…
SG「秘密ってなんなの?」
A「……うん…」
SG「言いたくないなら言わなくていいよ」ニコッ
A「……スングァナ…」
SG「Aちゃんが言いたくなったら話してよ」
A「……好きな人の夢が叶うと嬉しいよね?」
SG「…うん。凄く嬉しいかな」
A「……離れ離れになっても?」
SG「…え?…」
A「……そばにいられなくても嬉しい?」
Aちゃんのまっすぐな問いに少し動揺した…
SG「ん〜…。僕は僕の好きな子が夢を叶える事ができるなら応援するかな。二度と会えないわけじゃない…よね?」
A「…そうなるかもしれなかったら?二度と会えないかもしれない…そうだとしたら?」
SG「……Aちゃん…」
A「…離れたらもう会えない気がするの…なんでか分からないけど…あたし達ずっと一緒にいたから…想像が出来ない…」
SG「…スニョンがいなくなるの?」
Aちゃんは小さく頷いた
夢を叶える彼を応援したいけど
離れていく現実を受け止められなくて藻掻くAちゃんがそこに居た
SG「スニョンが言ったの?」
A「修学旅行の時…キム・イナさんが秘密教えてあげるって…」
SG「はぁ!?…待って…スニョンから聞いたんじゃないの!?」
A「スニョンからは今日聞いたの…」
SG「はぁ!?…ちんちゃ…呆れた…」
.
592.大好きな彼女 SGside→←590.可愛い彼女 SGside
53人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽけ | 作成日時:2022年6月22日 3時