555.繋ぐ人 SCside ページ5
SCside
Aちゃんとスニョンが付き合う様になって半年以上が経って
ジョンハンは諦める訳でもなくAちゃんへ好きだと伝えて
ジフナはAちゃんの最後の砦になるべく、想いを秘めたままそっと寄り添っていて
完全に遅れをとった俺は未だうだうだとAちゃんを目で追いかけ
スニョンとイチャイチャする様子に心はぎゅんと痛くなるし
時折笑いかけてくれる笑顔にキュンキュンしている
ジフナが言わなくていいのか?って…
良いわけじゃないけど…
好きだと伝える意味が有るのか分からない
それに…
俺はいつも中立でいたいと何処かで思っていて
何かあっても冷静な判断が出来る立場でいたいと思ってるんだ
スニョンとAちゃんが万が一どうにかなっちゃって
ジョンハンはきっとAちゃんを放っておけなくて
ジフナはどっちも放っておけなくなるだろう…
俺は…
みんなを繋ぐ人でいたい
誰ひとり寂しくならないように辛くないように…
地味でもいい…
誰より冷静に俯瞰で物事が見れる人でいたい
何が出来るかは分からないけど
好きな人がいるだけで頑張れる気がして…
Aちゃんを初めて見つけた時
雷に打たれたみたいな衝撃を受けた
地味で目立つタイプじゃないのにとても可愛くて
俺のどストライクだった
ジョンハンに「あの子はダメー!!」って言われた時に
俺の恋は実ならないと悟った
ジョンハンには勝てない…
だけど仲良くなれた
ほんの少しだけチャンスは到来したかと思ったけど
スニョンという高い壁が立ち塞がって登る事さえ許されない
俺は…きっとAちゃんへの気持ちを伝える事は無いだろう…
でも…
ずっと君の幸せを願ってるよ…
だから…
泣かないで笑ってて
笑えない時は俺が笑わせる
努力はするから…
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作者名:ぽけ | 作成日時:2022年6月22日 3時