561.勝手 JHside ページ11
JHside
SN「Aと何があった？」
JH「何も無いよ」
SN「…Aのこと…いっ!!」
JH「大好きだよ。好きが増してる」
SN「…そうか」
JH「怒んないんだな」
SN「…Aのこと…頼めるのジョンハンしかいないから…」
JH「Aが俺に縋ると思ってるなら…勘違いだ」
SN「…どうして？」
JH「Aはお前がいなくなってもお前以外を好きにはならない」
SN「でもAはジョンハンの事っ…」
JH「もう過去の話だ…」
SN「それでも…それでもAの隣にいてやって欲しい」
JH「勝手だな…」
SN「勝手なのは百も承知だよ…」
JH「…ほんと勝手だな…。俺…Aを多分ずっと好きだと思う。でもAは…」
SN「Aがジョンハンをまた好きになったら…なったら…受け止めてやって…」
JH「お前はそれでいいのか？」
SN「いいわけないだろ!!」
JH「じゃあなんでそんな事…」
SN「泣いてるAを想像するだけで耐えられないんだよ…そばに居てやれない…何時戻れるかも分からないのに、待ってるAを思ったら…」
JH「自惚れてんな。ずっとAがお前を思って泣いて待ってるなんて思うなよ」
SN「…え」
JH「Aだってお前と一緒で必死で生きてんだ…お前が居なくても時は止まらない。残酷だけど時間は過ぎるんだよ。お前もAも今のように思い合えるかは分からない」
SN「…どうしろってんだよ…」
JH「っだから!!…今を大切に一分一秒無駄にするなよ!!ちゃんとAと向き合えよ!!誕生日まで言わないとか意地張ってないで全部お前の気持ちぶつけたらいいだろ!!何ビビってんだよ!!お前らふたりはそんな事で終わる絆じゃないだろ…悔しいけど…」
SN「ジョンハン…」
JH「俺は…Aが好きだ。お前に言われなくてもそばにいる。嫌ってくらいなっ…っ羨ましいだろ!!…はぁ…ちんちゃ…」
SN「…ジョンハン……ふふっ…ん…羨ましいよ…ほんとに…。Aを頼む」
JH「当たり前だし…」
夏の日射しが眩しくてキラキラ光る水面を目を細めて見つめた
この時、俺もスニョンも同じ事を思っていたはず
今は分からない未来の俺たちが笑っていたらいいなって…
願わくばそばにAがいてくれたらって…
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作者名：ぽけ | 作成日時：2022年6月22日 3時
