547.普通の何が悪い ページ47
朝の光が眩しくて目が覚めた
空には入道雲がもぅ現れて今日も暑くなりそうな予感…
顔を洗って着替えて
ルナと食堂に向かって歩いていた
JW「…涼しい顔してるね〜？」
SA「ほんと。なんにも知らないで…幸せだね〜」
IN「やめなよ…」
RN「何？朝からなに突っかかってんの？」
JW「別に突っかかって無いし…」
RN「生理中!?…」
SA「はぁ？…デリカシーってもんは無いの？あんた」
A「………？」
IN「ちょっと…」
SA「Aちゃんだよね？…普通なのにね…不思議」
A「えっ……？」
RN「なんなの!?…」
あたしを上から下までじと〜と一瞥するふたりと
IN「ごめんね…」
低姿勢な子ひとり…
この子達…あの日の打ち上げの時もスニョンとジョンハンくんに群がってた…
ジュンくんとも仲良くなってたし…
もしかしたら3人はスニョンとジョンハンくんが好きなのかな…
きゃっ!?……
急に手を引かれて引っ張られた
スニョン!?…
スニョンは手を引いてずんずん歩いて行く
A「スニョン!?…お、おはよう!!…」
SN「……おはよう…大丈夫か？」
A「ん？…あぁ…うん」
SN「……ならいい」
A「スニョン？…ねぇ…知り合いなの？」
SN「知らない」
A「……そか。あの子達…ジュンくんと仲良くなった子達だよね？…体育祭の打ち上げの時もスニョンとジョンハンくんに群がってた…」
スニョンは急に立ち止まって
SN「A…気にするな。俺はAだけだから」
ぎゅっ
気にしてないとは言わないけど
差程気にしてもいなかった
ただ…あの低姿勢な子の視線が何となく鋭く感じたのは気の所為だろうか…
「…涼しい顔してるね〜？」
「ほんと。なんにも知らないで…幸せだね〜」
どういう意味？あたしの事だよね？…
「Aちゃんだよね？…普通なのにね…不思議」
普通なのに…
普通で何が悪いのよ…悪かったわね…普通で…
でも目の前にいて抱きしめてくれるスニョンは今日も優しくてあったかい
海楽しみだね…スニョン
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作者名：ぽけ | 作成日時：2022年4月12日 13時
