539.無力感 JHside ページ39
A「っ!?…スニョン!?…」
SN「A!?…Aっ!!…なっ!!…」
JH「お前…何やってんだ?…顔貸せっ」
A「えっ!?…ジョンハンくん!?…」
俺は血相変えて現れたスニョンの胸ぐらを掴んでいた
JH「A。ごめん。スニョンとちょっとだけ話させて。部屋で待ってて」
A「…でも…」
JH「すぐ終わるから…」
A「…分かった」
Aが戻って行くのを確かめて
JH「あの女なんだ?答えろっ!!…」
SN「知らねーよっ!!…」
JH「何してた?知らない女と抱き合って何してんだ?」
SN「抱き合ってないし何もしてない!!知らない女だし…」
JH「俺が見たのは幻か?…なんで…」
SN「俺が留学する事知ってた…Aに言ってもいいのかって…別れて付き合ってくれたら言わないって…」
JH「はぁ?…何だよそれ…」
SN「別れないし付き合わないって言ったらキスしてって抱きつかれた…」
JH「したのか?…」
SN「しねーよっ!!…でも…Aに言うかもしれない…」
JH「あの女が言う前にお前がちゃんと伝えればいい話だ。何弱味握られてんだよ…しっかりしろよ!!」
掴んだ胸ぐらから手で突き放した
SN「…Aは?」
JH「…俺が見つけた時お前の事呼んでどこいっちゃったのって泣き叫んでた…。居なくなる不安がそうさせたのかもしれない…」
SN「……A」
JH「もぅ限界なんじゃないのか?精神的に不安なままだとAは…」
SN「……分かってる」
JH「ほんとに分かってんのか!?何でAばっかりっ」
SN「分かってるよ!!…分かってる…」
今のAにはスニョンが全てで俺がそばにいたからって何もしてやれない
そのもどかしさが無力感が俺をイラつかせる…
早く伝えてやってくれよ…
何も言ってやれない俺たちだって辛いんだ
Aがどうなるかは分からないけど
第三者から聞くことが無い様にさ…
ただただ、Aの笑顔が消えないように願っていた…
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作者名:ぽけ | 作成日時:2022年4月12日 13時