537.理不尽な要望 SNside ページ37
IN「なんで言わないんですか?そんなに大切ならなんでちゃんと言ってあげないんです?」
SN「君には関係ないけど…」
IN「離れ離れになるのにどうやって守るつもりですか?」
SN「何が言いたいの?」
IN「Aちゃんと別れて私と付き合ってください。一緒に留学しませんか?私ならずっとそばにいてあげられます。スニョンくんが寂しくないように。Aちゃんにはユン・ジョンハンがいますし。スニョンくんも分かってるんですよね?自分がいなくなった時そばにいるのが誰なのか…」
SN「……悪いけど付き合う気もないし一緒に留学する気もない。Aと別れる気も1mmもない。君に言われる筋合いは無いんだけど…」
IN「…Aちゃんに言ってもいいんですね?」
SN「なんでそうなるんだよ!!」
IN「付き合ってください」
SN「はぁ?だからっ!!」
IN「じゃあ!!…キスしてください」
SN「はぁ!?…何言ってんだよ!?…」
IN「1回だけでいいから。1回だけ…」
彼女が近付いて俺の手からお茶とコーラを取り上げた
ベンチに置いた彼女はまた近付いて来て
俺の腰に抱きついた
何度振りほどいても何度も抱きつく彼女が肩に腕を回した時
??「…誰がいるみたいだよっ!!」
??「違う所に行こっ」
遠くから聞こえた声に彼女が離れた
SN「ごめんけど…Aには俺が、俺のタイミングで伝えるから絶対言わないで。約束して」
IN「約束は出来ない…。でも…私とデートしてよ。そしたら約束してあげる」
SN「……悪いけど出来ない…」
IN「じゃあ私も約束出来ないから。でも気が変わったら夏休みの間に連絡して。これっ」
小さな紙キレを渡して彼女は消えた…
なんなんだよ…クソっ…
彼女がAに言ってしまう前に俺から言えば大丈夫だ
俺はくしゃくしゃにした紙キレをズボンのポケットに押しこんだ
Aに早く会いたくてお茶とコーラを持って走った
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作者名:ぽけ | 作成日時:2022年4月12日 13時