535.それぞれの想い JH.Youside ページ35
JHside
A「ジョンハンくん…ちゃんっ!!…」
SN「ジョンハン!!…なにしてんだよ!?」
JH「何もしてないよ…」
SN「ほんとか？」
JH「ほんと」
SN「ならいいけど…」
Aと話がしたかった
きっかけは何でも良くて…
メロンが好きだと言ったAが可愛くて
ちゃんと食べてるかと心配してくれるAも大好きで
やっぱり俺…
Aが大好き
そばに居ると嬉しいけど辛くて
そばに居ないと悲しくて寂しい
笑ってくれたら幸せで
泣いてると苦しいんだ
でもさ…
俺じゃないんだよな…
Aもこんな気持ちだったんだな…
辛かったよな…ごめん…
JH「A。あとでふたりで話がしたい」
A「…ん？ふたりで？」
JH「だめ。だよな…」
A「…いいよ。あたしも聞きたいこと有るから」ﾆｺｯ
JH「…??…あ、ありがと」
A「うんっ」
スニョンがジフナと話してる時にAと約束をした
嬉しかったんだ、凄く
楽しみにしてる自分がいてテンション上がったよ
Youside
自由時間がきて
各々好きに過ごしていた
あたし達は男子部屋でUNOをしたりテレビを見たり本を読んだりしていた
スニョンが自販機行ってくるって外に出たのはもぅかれこれ15分前…
何してんだろ…
部屋が分からなくなったのかなぁ…
あたしはルナにスニョンを探してくるって伝えて外に出た
自販機に行くって言って出たスニョンは自販機にはいなかった…
あちこち探し回ってたら
あの日感じた不安が湧いてきて
気が付いたら涙が止まらなくなってて…
怖くなったあたしはその場にしゃがみこんで泣きじゃくっていた
A「…うぅぅぅ…スニョン…どこいっちゃったの…うぅぅぅ…スニョン…うぅぅぅ…」
叫んでも喚いても名前を呼んでもスニョンはいなくて
身体は暑いはずの初夏の夜に体温を奪って行く様で震えが止まらない
スニョンがいなくなった…？
一緒にいるって言ったのに…
スニョン…？
ひとりにしないで…よ……
あったかい…
大きな手が小さいあたしの手を優しく力強く包んでくれている…
視界がぼやけて良く見えないけど
あたしこの匂いが大好き…
A「…ジョンハンくん？」
JH「…A。なんで泣いてんだよ…」
.
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作者名：ぽけ | 作成日時：2022年4月12日 13時
