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532.謎 SNside ページ32

SNside



ルナに言われてハッとした

Aの前でも俺はいつも何か考えてて
難しい顔してるの気づいてた
Aが何も言わずいなくなるのはそんな俺の邪魔したくないからなのも分かってたのに
Aがその時どんな気持ちでいるのかを考えて無かったんだ…

何やってんだよ…俺…

「Aは知らなくていいのっ」

いつも俺が言ってる言葉…
Aが知らなくていい事なんてひとつも無いのに
俺が与えてしまったAは知らなくていい事が沢山有るんだと思ったら
ごめんがいっぱいになった


知らなくていい事なんて無いんだ…
知らなきゃいけない事ばっかりなんだよ…
でもさ…A…
知ったらAは…

信じてるんだよ…信じてるけどさ…
ごめん…


Aを探して見つけた
先生と一緒に写真を可愛い顔して撮ってるのをしばらく遠くから見ていた

俺が居なくなっても笑顔で写真を撮って欲しい
可愛いAを沢山残して欲しい
隣に俺じゃない誰かがいても…それでも笑ってて欲しい
出来ることならそれがずっと俺ならいいなって欲ばかりだけど
それはきっと…多分叶わないけど…


WZ「スニョン…?」

SN「…あぁ…ジフナ…」

WZ「どした?」

SN「…ん…A可愛いな…」

WZ「何だよ…惚気かよ…」

SN「勿体ないよな…俺には…」

WZ「…勿体ないな…スニョンには…」

SN「…あぁ〜…そんな事ないって言ってよ…」

WZ「だってホントの事だし…」

SN「なんで俺なんだろな…」

WZ「なんでって…好きだからだろ。Aが選んだのはスニョンなんだ…謎だがな…」

SN「…謎って…」

WZ「でも紛れも無い事実だ。ジョンハンでもヒョンでもない。スニョンお前だ」

JH「そうだよ。自信持て。でも油断したら奪う」

SN「……渡さねーし」


ジョンハンと目が合った
穏やかな優しい顔して微笑んだジョンハン
俺も微笑んでAの元へ走った


SN「Aっ!!」


ぎゅっと抱き締めたら背中をトントンしてくれるAが愛おしい
そのまま先生にあっかんべーしてやった






.

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作者名:ぽけ | 作成日時:2022年4月12日 13時

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