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530.拗ねてみる ページ30

WZ「Aが望んだら?」

SN「……分かんない…」


何を望むの?あたしが…何を?

別にあたしの話をしてる事はなんとも思わないけど
「別に…何でもない」と言うスニョンが気になる…
またあたしは知らなくていい…のか…


RN「忘れてたって何?忘れ物?」

A「……違う。何も忘れてないの…」

RN「ん?」

A「ジフナが言ってた…Aが望んだら?って…スニョンが分からないって…何の話?」

RN「…分かんない」

A「だよね…。またAは知らなくていいが増えちゃった…」

RN「……A…」

A「スニョンはいつも何か考えてるの。難しい顔して…。邪魔したくないから聞かないしそばにも居ないようにしてるけど…何も話してくれない……あたし…そんなに頼りないかな…」

RN「そうじゃない。…多分…心配かけたくないんだよ…Aだから…心配させたくないって思ってるんじゃないかな…」

A「逆に心配かけてるしさせてるの分かんないのかな…スニョンのバカ…」

RN「A…。あぁぁ!!あたしが忘れ物した…取りに戻るからAは先生と一緒にいな?ん?」

A「…ん。そうする…」

RN「先生〜!!ごめん、あたし忘れ物したからAをお願い!!」

先生「ん?……あぁ…分かった」

RN「すぐ戻るよ」ニコッ

A「ん。早く戻って来てね」ニコッ


ルナは走って戻って行く


先生「何でスニョンと一緒じゃないんだ?」

A「ん…。何か秘密にされてる感?」

先生「秘密?」

A「うん。Aは知らなくていいやつ…」

先生「……??…なんだそれっ」

A「知らない…だってAは知らなくていい事だから…」ムゥ…

先生「よく分かんないけど…話したくなればするだろ」

A「ん…だから気にしないで今まではいたんだけど…最近ずっとそれだから…ちょっと拗ねてみた…」

先生「ふふっ。かっわいい〜♡」

A「揶揄わないでよ…」ムゥ…

先生「信じてるんだろ?」

A「うん。信じてる」

先生「ならいいじゃん!!気にしたら負けだ」

A「勝ち負けの問題なの?」

先生「相手を信じて気にしないでいられる奴が勝つんだよ!!何でもそうだ」ニコッ

A「ふふっ。先生らしいね」ニコッ

先生「そうか?…あ、A…写真撮るか」ニコッ

A「いいね〜!!撮ろっ」


ふたりで写真を沢山撮って遊んだ
先生。ありがとう…
ちょっと、いや、だいぶ気が晴れたよ
また写真撮ろうね





.

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作者名:ぽけ | 作成日時:2022年4月12日 13時

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