372.知らない事ばかり ページ22
A「ルナ…ちょっと相談…」
RN「何？」
A「ジョンハンくんに何あげたらいいか分からない…」
RN「あぁ…なんだ。朝から元気無いと思ったらそれか!?」
A「どんなに考えても全然分かんない…」
RN「何が好きなの？ジョンハンくんて」
A「何が好き？…なんだろ…」
RN「何色が好きなの？」
A「何色？…なんだろ…」
RN「……A。ジョンハンくんの事何知ってる？」
A「……何知ってるんだろ……」
RN「はぁ…ちんちゃ…」
A「ルナ…あたし…ジョンハンくんの事何にも知らないかも…ジョンハンくん自分の事何も言わないから… 家にも何も無いし…何が好きなんだろ…」
RN「はぁ…。じゃあ、とりあえずジョンハンくんと世間話から始めようか。おいでっ」
A「えっ…ルナ？」
ルナが手を繋いで歩き出す
確かにあたし…ジョンハンくんの事殆ど知らない…
あの日のデートでの会話を思い出していたけど
差程重要な言葉をチョイス出来ない…
あれこれ考えていたらあっという間に
階段に座ってスンチョルくんとウォヌくんと話をするジョンハンくんがいて
RN「ジョンハンくんちょっとAをお願い」
JH「えっ…えぇ!?…」
RN「ウォヌ。ちょっと…あ、スンチョルくんも」
WN「ルナ？」
SC「えっ…俺も？」
RN「早くっ！じゃ、Aまた後ね」ﾆｺｯ
A「あ、ルナ〜!!」
JH「なに？」
A「あ、うん…あの…ごめんね…いきなり…」
JH「あ、え、や、うん…どした？」
A「あぁ…うん…」
JH「えっ…待って待って…。俺…緊張しっ！…」
A「ジョンハンくん!!何…何…色が好き？」
JH「えっ？あ、えっと…く、黒？かな…」
A「あぁ〜そか。そか…」
JH「A？…どした？…」
どうしよ…改めて話となると何にも浮かばない…
あぁ…ちょっと…気不味い
.
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作者名：ぽけ | 作成日時：2022年2月25日 11時
