255.離した手… ページ5
悔しくて…なんか分からないけど悔しくて…
一緒に居たくなかった…
ジフナがあんな風に言った事
今まで無かったからきっと凄く心配したんだと思う…けど
スニョンがAは何もしらなくていいって…
いつもそうだよね…
あたしには何にも言わない
秘密にされてるとかは思った事無いけど
多分あたし…知らない事沢山有るんだろうな…
あたしから手を離してしまった…
スニョンの手を…
いつもそばにいて守ってくれていた手を…
ジスさんと話をするって言った時も手を離したのはあたしだ
スニョンが怒るのも仕方ないのかもしれない…
だけど…何か悔しかった
いつまでも守られるだけは嫌だった
スニョンの鬱陶しい位の優しさを
いつもなら笑って過ごす事が出来た優しさを
受け入れる事が出来なかった…
泣きながらとぼとぼ歩いていたら
前から男の人が3人歩いて来てるのに気がついた
少し避けながらすれ違った
男� 屬△蕕蕁５磴い討鵑痢�お嬢ちゃん」
A「…っ!?…だ、大丈夫です…」
男�◆峅聴Δい�〜。地味だけど」
男��「ひとり？」
A「…あの…きゃっ!!…あの…触らないで…ください…」
男��が肩を組んで来たから怖くなって
触らないでって言ったけど
男の力は強すぎた…
逃げなきゃ…
叫んだらスニョン達に聞こえるかなぁ…
でも…
ひとりで何とかしなきゃ…
A「あの…離してください…」
男��「ふふっ。離してくださいって言って離す奴いないから!!」
そう言って狭い路地に引き込まれた…
怖い…どうしよう…あたし…どうなるの？…
A「やめて!!…離してください!!…」
壁側に両腕を押し付けられて首筋に生暖かい感触…
イヤ…イヤ!!…助けて…誰か〜!!
??「何してんだ？」
誰かの声が聞こえて男達が一瞬怯んだ間に
路地を抜けて全速力で走った
公園が見えて逃げ込んで木陰で身を潜めた
誰かに連絡しなきゃ…
スニョン…ジフナ…ルナ…
ジョンハンくん…助けて…
.
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作者名：ぽけ | 作成日時：2022年1月17日 11時
