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270.深い絆 ページ20

RN「Aはジスさんが好きなの?」

A「…好きかは分からない…でも…大人だから甘えてしまう…」

RN「ジョンハンくんはいいの?」

A「…ジョンハンくんの事はちゃんとケリをつけるつもり…」

RN「スニョンは?」

A「…スニョン怒ってるよね…あたしがちゃんとしないから…」

RN「…ヤキモチ妬いたんだよ。スニョンには辛い現実でしょ。好きな人が目の前でキスしてるなんて…見たくないよそんなの…」

A「…最低だね…あたし…。スニョンが出て行った時…行かないでよ…って思っちゃった…。わがままで自分勝手で…最低…」

RN「Aさ…。スニョンの事…好き?」

A「…えっ?…うん。好きだよ」

RN「その好きはどの好き?」

A「…どの?好き…?」

RN「あたし達さ。いつまで一緒に居られるか分からないじゃない?高校だって一緒とは限らない。このままずっと同じでは居られないから…離れた時どんな気持ちになるのかなぁ…仕方ないって割りきれるのかなぁ…寂しいって泣いちゃうかなぁ…」

A「前ね…スニョンとそんな話したんだ。高校はバラバラかもしれないけど…」


そう…動物園に行った時…

SN「俺…離れたくないよ」

A「スニョン。あたし達ずっと変わらず居ようね。何があっても、どこにいても」

SN「うん…少なくとも俺はずっとAのそばに居るから…何があっても、どこにいても」

そう言って約束してくれた


RN「…そうなんだ。ねぇA。スニョンはずっとそばに居てくれるって信じてる?」

A「…そうだといいなって思ってる」

RN「あたしね。Aとスニョンの間にはあたしやジフナには無い深い絆みたいな何かがあると思ってるの…誰にも邪魔できない何かが…」

A「深い絆みたいな何か…?」

RN「スニョンがAを好きなのも今に始まった事じゃないし、この先もAが大好きだから…それがどんな結末を迎えてもふたりはきっと大丈夫な気がするんだよね」

A「ルナ…」


ルナが言う深い絆みたいな何かを少なくともあたしは感じている
スニョンがあたしのそばを離れる時が来ても何処かで繋がっていると勝手に思っている
スニョンがどう感じているかは分からないけど
あたしにはかけがえのない存在だ…
だからって傷つけていい訳じゃない…
ちゃんとスニョンと向き合わなきゃ…













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作者名:ぽけ | 作成日時:2022年1月17日 11時

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