269.失う恐怖 ページ19
SN「何…してんだ…？」
A「…スニョン…あの…違くて…」
SN「…今…何した？」
A「…スニョン…？」
SN「…A…？」
腕を掴まれて家に引きずられて
あっという間に2階の部屋まで引かれて
壁ドン状態…
A「…スニョン？痛い…よ…」
SN「何した？…何してた？…」
A「ねぇスニョン…？離して…」
SN「A…アイツが…アイツが好きなの？」
A「…ちがっ!!…」
SN「じゃあ何で…？何でキスしてた…？」
A「…それはっ…!!!?」
急に腕から離れた手が両頬を包んだ
ちゅーー!!
A「…イヤっ!!…」ﾊﾞｼｯ
スニョンが…スニョンじゃなくて…
叩いてしまった…
A「…あっ…スニョン…ご、ごめん…スニョン…」
SN「A…Aは誰が好きなの？…」
そんなに悲しい顔しないで…
A「…スニョン…ごめん…あのね…」
SN「…もういい」
A「…スニョン…ねぇ…聞いて」
SN「もういいっ!!…もういいから…」
A「スニョン…!?」
スニョンは部屋を出ていく…
追いかけないとあたし達はきっと…
足が動かない…
スニョン…ごめん…
スニョン…ねぇ…行かないでよ…
うぅぅ…うﾞぁﾞぁﾞぁﾞぁﾞ……
多分あたしの泣き声はスニョンにも聞こえていたはず…
オンマが凄い勢いで部屋まで来て
何も言わずに抱きしめてくれた
スニョンを失うかもしれない恐怖でいっぱいだった…
何日も沢山泣いた…
オンマは何も言わない
ジスさんから何度も連絡が来ていたけど
あたしは出なかった
家にも何度か来てくれたけど
オンマがごめんなさいって断ってくれたり
居留守を使った
スニョンからは連絡が無い
ジフナが何度かカトクをくれて…
ジフナ【A…会って話がしたい】
A【ごめん…ジフナ。あたし…】
ジフナ【謝らなくていい…。顔見せて…】
A【少し時間欲しい…ごめん】
ジフナ【分かった。いつでもいいから。A…大丈夫だから】
ジフナはいつもの優しいジフナでホッとした
ちょっとだけ待ってて…
ルナが来てくれた
A「ルナ…うぅぅぅ…」
RN「A…。何があったの？ゆっくりでいいから話して」
ルナに全部話した
びっくりし過ぎて言葉を失っていた…
RN「ジスさんはAの事本気なんだよね？」
A「…うん」
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作者名：ぽけ | 作成日時：2022年1月17日 11時
