199.ライバル関係 SNside ページ49
A「お茶しかなくてごめんね」
JH「あぁうん。ありがとう」
A「外暑そうだね…」
JH「めちゃくちゃ暑い…暑いの苦手…」
A「あたしも…夏生まれの癖に暑いの嫌いなんだよね…」
JH「Aっぽい」
A「え〜。そう？」
SN「てか、何しに来た？」
JH「別に何って訳は無いけど…心配で…」
SN「Aじゃなくて彼女の心配しろよ!?」
JH「…そう…だけど…」
A「スニョン。心配して来てくれたのにそんな言い方しないの」
SN「…だって……」
A「ふたりとも。最近なんかあったの？前はもうちょっとお互い優しく出来てたと思うんだけど…」
SN「変わんないよ」
JH「変わんないかな」
A「…はぁ…。ねぇ。お腹空いた？」
SN.JH「空いた!!」
A「…ふふっ。やっぱり気が合う」
SN「たまたまだし!!真似すんなよ!!」
JH「してね〜し!!」
A「はいはい。分かりました。作るから待ってて。あっ！仲良くね!!」
Aはそう言ってキッチンに立つ
俺だけの特権はコイツによって何か薄れた気分…
SN「お前さ…Aの事…好きなんだよな」
JH「…だったらなに？」
SN「なんで彼女が居るのにAが好きなんだ？」
JH「逆だし…」
SN「逆？」
JH「Aを好きになってからアイツが戻って来ただけ…」
SN「…尚更わかんねーんだけど…好きな人が居るのになんで付き合ってんだよ」
JH「お前には分かんないよ…」
SN「あぁ…分かんない。全然」
JH「毎日一緒に居られるお前が羨ましいよ」
SN「…俺はAの笑顔だけが見たいの…泣いてる苦しんでるAは見たくない…その為ならなんだってするよ」
JH「…俺だってそうだよ」
SN「なら別れたら？別れてAに好きだって言えばいいだろ…」
JH「お前はそれでいいのか？Aがもし俺を選んでくれたらお前辛くないのか？」
SN「…辛いだろな…でも泣いてるよりマシ」
JH「…スニョンは凄いな…」
SN「Aを想う気持ちは誰にも負けないけど…Aが俺を好きになる可能性は低いから…分かるんだよ…」
JH「スニョン…。ほんとにAが好きなんだな」
SN「あぁ。大好きだよ…Aしかいない。多分この先もずっと…」
JH「永遠に片想いでいいのか？」
SN「…死んじゃうかもな…苦しくて…ふふっ」
JH「死ぬなよ…Aが泣く」
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作者名：ぽけ | 作成日時：2021年10月31日 6時
