191.連絡先交換 ページ41
JN「Aちゃんっ！」
A「あ、ジュンくん」
JN「スニョンは？」
A「あぁ今職員室行ってる」
JN「そか。…あのね、Aちゃん。ちょっとお願いがあって…」
A「なに？」
JN「ん…あのね、夏休み入ったら一緒に来て欲しい所があって…」
A「あたしと？何処？」
JN「ん…俺がお世話になってる人がいてAちゃんの話したら会ってみたいって…ダメかな…？」
A「ジュンくんがお世話になってる人？中国の方？」
JN「ううん。韓国人だけど最近アメリカから戻って来たんだ!!俺が何も分からない時に助けてくれた人なんだ。凄くいい人だよ」
A「そうなんだね。あたしが行かなかったらジュンくんどうなる？」
JN「…ん〜。怒られるかな…へへっ…」
A「…そうなんだ。…いいよ、いつ？」
JN「あぁいつでもいい。Aちゃんの都合のいい時で…」
A「うん、分かった」
JN「連絡先交換していい？」
A「あぁそうだね」
ジュンくんと連絡先交換をしていたら
スニョンが戻ってきて
SN「はぁ…なんなんだよ…づがれだ〜…」
A「お疲れ様っ」
SN「ジュナ…何ニヤニヤしてんだ？」
JN「えっ!?ニヤニヤしてた？気の所為だよ…」
SN「何？…この空気感…」
A「空気感？何？」
SN「何かふたりの空気感？…モヤモヤする…」
A「なにそれっ」
スニョンは鋭い
意外にも察知能力は高いのだ
ジュンくんと何がある訳じゃないけど
スニョンが知らないやり取りがあった事は事実で
余計な心配は極力避けたい
尋常じゃないくらい心配するから…
この事があたし達全員を巻き込んで
恋の大波乱を起こすきっかけになる事を
誰も予想だにしていなかった…
.
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作者名：ぽけ | 作成日時：2021年10月31日 6時
