ハルノヒ～天使と虎～ 4 (ページ34)

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184.ライブハウス JHside ページ34

JHside

地図を見ながら辿り着いた先は
小さなライブハウスだった
入口に厳ついガタイのいい男が睨みを効かせて入れてくれない圧をかけてくる

JH【厳ついガタイのいい男なんとかして】

JS【着いたか。待ってな】

しばらくしたらヒョンが上がって来て
ガタイのいい男に何やら耳打ちしたら
ペコって頭を下げてどうぞと言わんばかりにはけていった

JS「ごめんごめん。最近変なの多くてさ」

JH「厳つすぎだろ…」

JS「まぁまぁ。入れよ」

招かれるままにライブハウスに足を踏み込む
小さいけど結構感じのいいライブハウスだった
小さなステージに
入って100人位のフロア
5席程のBARカウンターがあって
ギターやベースが沢山置いてある
ステージから1番離れた壁側にふかふかそうなソファーがあって
ヒョンがそこに俺を座らせた

JS「何飲む？」

JH「あぁ…コーラ」

ふふっって笑ってヒョンはコーラ2本とグラスを持って横に座った

JS「で？あの娘誰？」

JH「…友達」

JS「友達ってのとバックハグとかする文化あったっけ？」

そう言ってコーラを目の前に置いた

JS「なんて子だったっけ？…確か…あぁAちゃんだ。あってた？」

JH「…ん」

JS「俺可愛い子の名前は忘れないのよ」

肩をバシって掴まれた

JS「好きなの？」

JH「…ヒョン。Aは…Aには手を出さないで…お願いだから…」

JS「好きなんだ。いつから？」

JH「…1年の夏前」

JS「ジョンハナ…大事にし過ぎじゃね？」

JH「ユアの事は大事に思ってたよ…Aに出逢うまでは心配だってずっとしてた…連絡は無いしどうしてるかも分からないし…だけど見つけちゃったんだよ…こんなに切なくなるのはAだけなんだ…。だから…」

JS「だから何？お前ユアが付き合ってって言った時断らなかったじゃん。そんなに好きな子いるなら断れば良かっただろ？ユアが死ぬかもしれないって言ったからか？じゃあ、死なないって言ったらどうする？」

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