ハルノヒ～天使と虎～ 4 (ページ31)

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181.届かぬ想い SNside ページ31

気がついたら涙が止まらなくなってて
どれくらい泣いたのか分からないくらいぐしゃぐしゃで

Aママ「スニョア??…」

SN「…!?…あ、オモニ…おかえりなさい…」

Aママ「…うん、ただいま」

SN「…あぁ…へへっ…何泣いてんだか…」

Aママ「スニョア…トッポギ買って来たから食べない？」

SN「…あぁ…戴きます」

オモニが優しく微笑むからまた溢れる涙

Aママ「落ち着いたら降りておいで」

そう言って俺とAの髪を撫でて降りていった

SN「A知ってる？…俺…Aが大好きなんだよ…Aが誰を好きでも大好きなんだ…A以外の人は考えられない…俺の気持ちが例え届かなくても…それでもやっぱりAしか好きじゃない。これまでもこの先もずっと…」

聞こえるはずのない言葉は部屋をさまよって消えた…
この想いが届く日が来るのかは多分神様しか知らない…
明日かもしれないし10日後かも、1年後かも、5年後10年後かもしれない…
一生届かないかもしれないけど
俺の大切はAだけだから、大好きはAだけだから
叶わなくてもそばにいるから…いたいから…
ずっと隣で笑っててほしい

落ち着いた俺はオモニとトッポギを食べる

Aママ「Aはいつ帰ってきたの？」

SN「9時くらいかなぁ…遅いから迎えに行こうとしたら角曲がった所に…」

Aママ「…ん？所に？」

SN「ジョンハンといた…」

Aママ「そか。で、スニョアはなんで泣いてたの？」

SN「……分かんない…」

Aママ「…Aは幸せそうだった？」

SN「…切なかったって…」

A ママ「切なかったか…スニョア…あんた優し過ぎじゃない？」

SN「…えっ？…なんで？」

Aママ「だって、Aが切なかった事で苦しかったかもとか思っちゃったんじゃない？そんな思いは俺だけで十分って…」

SN「…!?…オモニ…って…エスパー!?」

Aママ「ふふっ…スニョア…Aに気持ち伝えなくていいの？」

SN「…だってAは…」

Aママ「ジョンハンくんが好きだから？」

SN「…俺に勝算は無いから…」

Aママ「…ん〜ん、今は無いかもね。ふふっ。でもいつかその時が来るんじゃない？だけどさ、好きな事言わなかったらずっとこのままだよ？」

SN「…このままでもいい。Aが笑っててくれるならいい…」

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