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171.愛情表現 JHside ページ21
JHside
Aが帰らなくてよかった…
俺の傍で笑ってるAがいるだけで
もう何にも要らないと思った
子供が母親の愛情を欲しがるように
Aの愛情が欲しくて傍を離れたくない
気を引きたくてくだらない冗談言ってみたり
邪魔にならない様にAの洋服の裾を握りしめて
どこへも行かないように身を寄せて
Aが作るご飯が完成に近づくのを
時々つまみながらほんのちょっとだけ手伝って
Aの顔を覗き込んだり
後ろから抱き締めたり
髪を結ってあげたり
恋人同士ならきっとやるだろうなって事を
今日は俺のAだからを理由に
許されるであろうギリギリの愛情表現をした
Aは
「ちょっと…難しいよ〜」とか
「ジョンハンくん…くすぐったい」とか
「ちゃんと手伝ってよ〜」とか
「甘えん坊さんなの？」とか
色々言ってたけど
嫌だから離れてとか、やめてよとかは言わなかった
嫌じゃないって事だよね？
Aも俺と同じ気持ちでいてくれてるの？
そんな訳ないだろうけど
そうだといいなって…
そうであってほしいなって…
どこかで思ってたんだ
いつか誰にも遠慮なく堂々と
俺の彼女だと言える日が来たらいいなって
そう思ったんだ
楽しくて幸せで…このまま時が止まればいいのにって…
A…大好きだよ
.
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作者名：ぽけ | 作成日時：2021年10月31日 6時
