103.お願い ページ3
両クラスは接戦を繰り広げていた
ルナとジフナはスニョンを応援して
スンチョルくんとウォヌくんはジョンハンくんを応援して
あたしは…
固まったまま、どちらも表立って応援出来ず…
スニョンが決めたら心の中でガッツポーズをして
ジョンハンくんが決めたら心の中で割れんばかりの拍手をしていた
勝敗は
我らスニョン率いる10組の勝利で幕を閉じた
スニョンは一目散にあたしに向かって走って来て
SN「やったよ!!A〜!!」
って抱きつく
A「スニョン。よくやった!!」
グータッチをした
満面の笑みを浮かべたスニョンはあたしの頭をくしゃくしゃして
仲間の元へ戻って行く
ふと見たジョンハンくんのしょんぼりする姿が余りにも可愛いくて
A「…可愛い……」
RN「何が？」
A「えっ？何？」
RN「可愛いって…」
A「えっ!?…なんで!?」
RN「なんでってAが言ったんじゃん!!」
A「…心の声が……」
RN「ふふっ。で、何が可愛いの？」
A「いや…。ジョンハンくんがしょんぼりしてて…」
RN「可愛くはないけど…」
A「……ですよね…あはは…」
手を洗いに行ったらジョンハンくんがいて
居心地が悪そうにしてるから声を掛けた
A「ジョンハンくん。頑張ったね」
JH「負けた…勝ちたかったのに…」
A「ジョンハンくん凄かったよ。カッコよかった」
JH「……ほんとに？」
A「うん。ほんとっ！」
JH「A…応援してくれた？」
A「勿論。ちゃんと応援してたよ」
JH「…ん。ならいい。ありがとう」
A「はい。どう致しまして…ふふっ」
JH「はぁ…まぢで勝ちたかった〜!!」
A「体育祭でリベンジすればいいじゃん!!」
JH「…絶対スニョンには負けないからっ!!…A。勝ったら俺のお願い1つ聞いて」
A「お願い？」
JH「うん。お願いはその時決める」
A「え〜へへっ。今言わないのね」
JH「聞いてくれる？」
A「…うん。いいよっ」
JH「…っしゃー!!やる気出てきた〜!!……A…ひとりで来たのか？」
A「ん？あ、うん。車椅子に慣れてきた」
JH「俺が押してやる。手洗いなっ。立てるか？」
A「大丈夫だよ。ジョンハンくんて過保護だよね」
JH「…Aだから…((ﾎﾞｿｯ」
A「ん？」
JH「そんな事無いから〜!!ほらっ！」
ジョンハンくんは楽しそうに車椅子を押してくれた
こんななんでもないやり取りが嬉しくてウキウキして舞い上がる
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なかねこ(プロフ) - コメントありがとうございます(^^)すにょんと結ばれる運命だといいですね。作者の中では結末は見えております。みき様の希望に添える結末で有れば幸いです。長いお話になるので気長にふたりを見守って下さると嬉しいです(^-^) (2021年10月15日 23時) (
レス) id: 993c3ee492 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - やっぱりすにょんとくっついてほしいです… (2021年10月15日 23時) (レス) @page10 id: 712424bbb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽけ | 作成日時：2021年10月12日 22時
