59.ひみつ ページ9
バスに乗りこみ
前から3番目の左側に座った
スニョンが窓側座れって譲ってくれる
優しいんだから
暫くは起きてたけどバス酔いがしてきて
A「スニョン…ヤバいかも…」
SN「寝とけ。着いたら起こすから」
そう言って肩を叩くスニョン
ちょっと躊躇ったけど酔いには勝てない…
ちょっとだけ借りるね…
Aが俺の肩に頭を置いて眠っている
こんなに幸せな時間って有るんだな
可愛い顔して寝てるな…
覗き込んであと数cmのところに
Aの可愛い唇があって…
一瞬だけど…
ほんの一瞬だけど…
キスしちゃった…
俺のファースト・キスはAだ!!
Aのファースト・キスも俺なはずだけどきっと分からないよな
誰にも内緒な時間だから…
独りよがりでいい
いつか俺を好きになってくれたら
その時に沢山忘れられないキスをしような♡
SN「A…A〜。起きないとちゅーするぞっ!!3.2.1...」
A「……ん？……」
SN「ふふっ。おはよっ！着いたぞ!!」
A「ん〜っ！…みんなは？」
SN「もう行ったよ」
A「げっ!!やだ〜!!起こしてよ〜!!」
SN「…起こしましたが？」
A「もう!!」
スニョンがにやにや笑ってる…
A「何よっ！にやにや…」
SN「別に何でもないし〜っ！」
A「何？なんか嬉しそうだけど？」
SN「まぁ…な。ﾆﾔﾆﾔ」
A「…気持ち悪っ!?…い、行くよ!!」
SN「…はぁ〜い……。ふふっ」
A「もう何？待って…何か有った？あたしが寝てる間に何か有った!?」
SN「ふぁ？あ、や、いや？な、何も無いけど…？」
A「…まさか!!まさか!!」
SN「…っ!?っなに!?」
A「あたし……寝言言った？」
SN「ふぇっ!?…あ…」
A「やだ…なんて言ってた？」
SN「…ひみつ〜♡」
スニョンが駆け出していくから必死で追いかけた
A「待ってよ〜!!スニョア!!」
SN「…ふふっ。スニョアって…//…置いてなんて行かないよ…((ﾎﾞｿｯ…」
やっと追いついた…
A「はぁ…はぁ…スニョン…早い…はぁ…」
SN「手繋いで行こう!!逸れないようになっ」
あたしの手を引いて歩き出すスニョン
逸れないよ…誰もいないじゃん…ふふっ
なんだろ…何時もよりカッコ良く見える…
心做しか朝よりちょっとだけ大人になった様な…
そんな訳無いか!!
でも…スニョンが居て良かったよ。
あたしが寝言で何言ったのかは分からないけど
スニョンならひみつの寝言もまぁいっかって思えるから
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作者名：ぽけ | 作成日時：2021年9月30日 23時
