ハルノヒ～天使と虎～ 2 (ページ44)

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94.黄昏 RNside ページ44

RNside

小高い丘へ到着したら
スンチョルくんとウォヌくんが先に居て
ジフナは何故かひとりでぽつんと黄昏ていた

RN「ジフナ!!何黄昏てんの？」

WZ「色々考えてたらこうなった…」

RN「そか。Aが心配？」

WZ「ん。でも俺は何も出来ないから…」

RN「なんでよ？」

WZ「………」

RN「ジフナはもっとアピールしてもいいんじゃない？Aがクソが付くくらい鈍感なの知ってるでしょ？見てるだけでいいの？」

WZ「…Aが困るのヤダ…」

RN「じゃあ。最後の砦ってどうよ。疲れ果てた最後の最後にジフナが支えになる。でも辛いよ。絶対」

WZ「最後の砦…」

RN「それが嫌ならみんなに負けないでアピールしなきゃ。気がついてくれないよ」

WZ「…ルナ。ありがとう」

RN「うんっ！行こっ」

WZ「…うん」

ジフナがひとり心を痛めているなんて
きっと誰も気がついてないけど
あたしには分かるよ
ジフナ…恋って辛くて苦しいよね…
なんで好きな人には好きになって貰えないんだろうね…
ジフナが大好きなAはジョンハンくんを思ってて
スニョンもAが大好きで
あたしの好きだったジフナはAが好きで
Aがどんな選択をするか分からないけど
みんな同じくらい心が痛いんだよね…

あたしのジフナへの恋は何も始まらずに終わってしまったけど
君が幸せになる未来を願ってやまないよ
綺麗な心のまま
素敵な恋をしてよね

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