84.大切なふたり ページ34
ｺﾝｺﾝ
RN「はぁ〜い。誰だろっ」
ルナが扉を開けたらスニョンとジフナが立ってた
A「何してんの？入りなよっ」
何だか小さくなってたってる
RN「あんた達。何しんみりしてんの？」
SN「A…大丈夫か？」
WZ「A…」
RN「はぁ…全く…Aしか見えないのかね…あぁ…ちんちゃ…」
A「入りなよっ」
ふたりは申し訳なさそうに入った
A「ふたりとも。今日はほんとにほんとにごめんね…沢山探してくれて…心配かけちゃって…。ありがとう」ﾆｺｯ
SN「A〜!!」
ぎゅっ
A「ふふっ。スニョン…怖かったよね…みんなをちゃんと誘導してくれてありがとう。凄いよ。見直した」
SN「Aを守れなかった…ごめん…足は大丈夫か？」
A「守ってくれたよ。ずっと手繋いでくれてたし、電話沢山かけてくれてたじゃん。感謝してるんだよ。…スニョン？」
SN「俺…なんであの時Aの手離したんだろ…すげぇ後悔してる…」
A「仕方なかったんだよ。みんなも必死だったんだし。日が暮れる前に帰りたかったんだと思うから。だから自分を責めないで。ジョンハンくんが言ったみたいにあたしがギリギリに立ったのがいけないの…あたしが全部悪いんだよ…スニョンは悪くない。ね？」
SN「A…生きてて良かった…」
A「うん…」
スニョンの背中を撫でる。
小さく震える身体はいつもの自信たっぷりなスニョンじゃ無くて
怯えるハムスターみたいで愛おしくなる
ありがとう。スニョン。大好きだよ
WZ「うううん!!」
咳払いが聞こえて
WZ「いつまで引っ付いてんだよ!!離れろっ!!」
ジフナがスニョンを引き剥がす
A「ふふっ。ふたりともほんとに変わんないよね〜」
RN「ね〜？ほんと飽きないよね…」
WZ「A…痛いの足だけか？無理してない？」
A「大丈夫。どこも痛くないよっ」
WZ「よかった…。滑落なんて…生きた心地しなかったんだから…。Aはほんとに鈍臭いんだから…」
A「…ごめん…。もう山には行かないから…」
WZ「絶対ダメだからな!!」
A「…分かってる」
ぎゅっ
ジフナも震える身体で優しく抱きしめてくれた
ありがとう。ジフナ。大好きだよ
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作者名：ぽけ | 作成日時：2021年9月30日 23時
