728.最低な自分 ページ28
A「…言い訳もごめんも…要らない…。ぎゅって抱きしめてくれたら…」
RN「ん……バカだねあいつ」
A「…でも…あたしも変な意地張ってるかも…」
RN「A…」
A「イナさんの事も…ほんとのほんとの気持ちは…凄く嫌だし…ミンギュくんの言葉も気になってるし…だから…良くは無いんだけど…なんで久しぶりに会えたのに…って…」
RN「我慢しないで言えば？ぎゅってしてよーー！って」
A「……言えなかった…。なんでだろ…」
RN「A…アイス溶けてるよ」
ぽたぽたとアイスが落ちてアスファルトに染みを作った
黙々と食べてアイス棒を見たら
A「あ。…当たりだ」
ルナが「わぁ〜ちんちゃ！？やった〜！！」って子どもの時みたいに喜んで
ふたりで大笑いした
RN「…あとどれ位一緒にいられるか分からないけど後悔しないで。自分に嘘はつかないで思ったままぶつかりな。見てごらん。Aがいないと虎もただのヘムチだよ」ﾆｺｯ
A「…ん」
RN「…あとさ、ひとつだけ確認なんだけど…」
A「…確認？」
RN「ん…。ジョンハンくんの事なんだけどさ…その…なんだ…ねぇ…」
A「ん？…なんかあった？」
RN「あぁ…単刀直入に聞くけど…その…好き？」
A「えっ？…ん…好きだよ」
RN「えっ…あ、好きなのか…」
A「？…心友だもん！好きに決まってるし」
RN「あぁ…そっちか…((ﾎﾞｿｯ…はぁ…うんっ！よしっ！仲直りしに行くよっ」ﾆｺｯ
ルナ…ごめんね…
ジョンハンくんの事…気を使わせてしまったよね…
あたしも…スニョンを責めれない…
ジョンハンくんは……特別だから…
イナさんがスニョンの特別になったのなら
受け入れなきゃと思ってる…
スニョンもこんな気持ちなのかな…
だとしたらあたしは最低なのかもしれない…
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作者名：ぽけ | 作成日時：2023年9月6日 6時
