A級0位暗殺部隊Ⅱ【ワートリ】【暗殺教室】 (ページ44)

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　大規模侵攻から3日

　学校終わりにメガネくんと竹島のお見舞いに来たA級3バカ

　竹島の病室に行けば、気を使ってか緑川と米屋は顔だけ見てすぐに帰っていった。

　一人病室に残された出水は、ベット近くの丸椅子に腰掛けて、そっと竹島の手を握る

　風間達と助けに向かった時は、この手も竹島の血で真っ赤になっていた。

　「………なんで、あんなことしたんだよ。竹島」

　泣きそうな出水の言葉に返事はかえってこなかった。

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　目が覚めれば、そこは見慣れない病室だった。

　「起きたか」

　月明かりに照らされて現れたのは、自称実力派エリート、迅悠一だった。

　のっそりと起き上がると、腕には包帯がぐるぐる巻にされ、点滴もうたれていた

　頭にもきっと巻かれてるのだろう。

　「Aちゃんが寝てる間に色々あったんだよ？いやぁ、俺の予知だとメガネくんより先に起きる筈だったんだけど、めっちゃ寝てたねぇ」

　若いなぁ。そう言った迅の顔は、どこか悔しげで、寂しげで、でもその目は、月明かりでキラキラと輝いて見えた

　『………三雲くんも、怪我したんですか…』

　あまり働かない脳を使って、ゆっくり言葉を紡いでいく

　「そう。うちのチ佳ちゃん助けてね。」

　サイドテーブルに置いてあるjeのスマホのロック画面を見る

　『…2月7日………。

　……………2月7日！！？？』

　「こらこら大きな声出さないの。頭に響くよ」

　大規模侵攻から約3週間。

　竹島は永遠と眠り続けていた。

　「色々聞きたいことはあるんだけどね、取り敢えず、無事で良かった。」

　優しい手付きでjeの頭を撫でる

　「また明日の朝くるから、それまで寝てな。ゆっくりおやすみ。お姫様。」

　その言葉を聞いて、jeはまた静かに目を閉じた

　この夜の記憶はあまり無いけれど、唇に何か柔らかいものを感じた気がする。

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