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『お、くれ、ましたぁ〜、』
勢い良く扉を開けて、チカラなく座り込んだjeは、目の前に居た玉狛の面々と目を合わせる
『あらら？』
「タケセンパイだ。」
「おつかれ〜Aちゃん」
「遅いぞ竹島！！！律はどうした！？」
激おこプンプンまるまるたぬきぬたさんが腕を組みながら話しかけてくる。
たぬきぬたさんって下から読んでもたぬきぬただね。おもしろ。
『律ならjeのスマホの充電不足で起動不可でーす。すみませんね。
しおりん、ちょっとパソコン借りるよー』
「あ、うん。」
流れる様に会議の雰囲気を崩し、jeのペースに持ち込む。いやぁ、さすが。計算高いねぇ。怒られずに済んだわ。さすが。
パソコンに、律のデータを入力する
『律、レプリカせんせと協力して話進めて』
《了解しました！》
誰かに喋らせる暇も与えず、パッパパッパと話を進めていく。
無理矢理感が否めないけど怒られるよりましだ。仕方ない。さっさと話を進めよう。
《話をもどすとしよう。ネイバーフッドに点在する国は、コチラの世界の様に国境で分けられている訳ではない。
ネイバーフッドの殆どを占めるのは果てしない夜の闇黒であり、その中にネイバーの国々が星のように浮かんでいる。
それらの国々は決まった軌道で闇黒の海を巡っており遊真の父は遊吾は、そのあり方を惑星国家と呼んだ。》
《前回行われたアルテへの遠征は、私とマスターが天文学の応用を使い、計算に計算を重ねて、的確な位置を絞り出しました。
詳しい内容書類はすべて提出済みですので、今一度ご確認ください。
計算の結果、24の国の軌道を提出済みです》
「そんなことはとっくにわかっておる！！」
聞きたいのは何処の国が、どれ程の数、どんな戦法を用いるのか。
そうたぬきぬたさんは声をあげる。
まぁまぁ鬼怒田さん、そんなに怒ると血圧あがりますよ？
その言葉を飲みこんで、レプリカの話をきく。
《どの国が攻め込んで来るのか。それを知るにはここにある配置図だけでは不十分だ。A。》
『ん。律』
《はい。重要資料を追加します》
流れるような連携が流れ過ぎててjeびっくりしたわ。
《これが、遊吾が自らの目と耳と足で調べあげた、惑星国家の資料配置図だ。》
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作者名：莱歌（らいか） | 作成日時：2021年11月27日 11時
