A級0位暗殺部隊Ⅱ【ワートリ】【暗殺教室】 (ページ46)

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　『……………ごめんなさい』

　そう言ったjeの頭を優しく撫でる迅

　………なんかjeこの人にめっちゃ撫でられてない？なんで？je子供じゃないんですけど。

　そんなコト思っていれば、迅は急に頭をさげた

　………………ヱ？

　「……ゴメンね、Aちゃん。俺がちゃんと未来を視ていれば、」

　………人に謝られたとき、どう返せばいいのか分からない。なんと言うのが正しいのか、分からないけど

　『…………未来が分かってても、jeはこうしましたよ。北部地区には誰一人近付けず、持久戦には持ち込まない。コレはjeにとって最善の未来なんです。

　それに、未来が分かってても、それをブチ壊すのがjeなのでね』

　相変わらずの無表情。それでも確かに、意地悪な笑みを浮かべていた気がした。

　ﾊﾞｧｧｧﾝ

　「竹島!!!!!!」

　ビクッと肩を揺らすjeに対し、迅は知ってたかのように(視ていた)にっこり笑う

　「予知通りだな。じゃ、俺は失礼するよ。あとは若いお二人で〜。お大事にね、Aちゃん」

　迅はぼんち揚を置いて病室を出て、膝に手をついて、酸素を取り込もうと肩を揺らす出水が入ってくる

　『……………出水』

　「おま、何してんだよ！！！！ほんとに！」

　『…………ごめん』

　jeは目をそらすことなく、しっかりと出水を見る

　焦り、恐怖、心配。そんなぐちゃぐちゃな感情と、いつもより早い心音を感じた。

　「………すぅぅぅぅぅぅはぁぁぁぁぁぁぁ」

　震え気味に深呼吸して、出水も真っ直ぐコッチを見ながら歩いてくる。

　頭突きでもされるのかな。

　なんて思ってそっと目を閉じると、痛みとは裏腹に控え目に、でも温かい。温もりを感じた。

　引き寄せられたことで、少し身体に痛みを感じた

　『……………い、…ずみ』

　名前を呼べば、ベットに倒れ込むように膝をついて、ギュッとチカラを強くされる。

　振りほどけないチカラじゃないけれど、出水の肩が少し震えていた。

　抱き締められたことで、やり場のない手をそっと出水の後ろにまわす。

　割れ物を扱う様に、赤ちゃんを寝かせるように、リズムよく、出水の心音に合わせて背中をたたく

　『…ゴメンね』

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