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「くあぁ〜！負けたかぁ」
『遅くなりました〜』
「いやホントに遅ェな、もう終わりじゃねェか」
悪かったな。だが良かったとも思えよ、jeが居たらどうせ出水はベイルアウトしてただろ。
出水の言葉に多少イラつきつつ、声に出さなかったjeは偉い。
相変わらずの無表情で三輪を見れば、悔しそうに鋭い目で何処かを見据えて居た。
「つーか迅さん6対1で勝ったの！？太刀川さん達相手に！！？ブラックトリガー半端ねェな！！」
いまふと思ったんだけど、ブラックトリガーって、長いからブラトリって略そう。オリジナルトリガーはオリトリね。
はいこれボーダー内で統一しろよ。破ったやつ罰金ね。jeの口座に1万入れてもらうから。
「任務達成ですね」
「嵐山さん見ました！？俺の必殺ツインスナイプ！！」
「ああ。木虎、賢、竹島よくやった。充と綾辻も、よくやってくれた。」
『嵐山さんもお疲れ様です。……なんか、ほら、色々と。』
少し視線をずらして話し掛ける。
年上は断じて好きになれないが、尊敬はしている。jeよりボロボロの嵐山を見て、少し複雑な想いを抱いていた
「大丈夫だ。気にするな」
『…………はい』
「作戦失敗か〜。5位のチームに1杯食わされたのは腹立つなぁ」
『お前イケメンのくせして言ってること糞だな』
出水の言葉に間髪入れずに突っ込めば、木虎も同様に声をあげた
「うちの隊はテレビや広報の仕事をこなしての5位なんです。普通の5位と一緒にしないでもらえます？」
相変わらずクソ生意気だな木虎。
そう言った出水に佐鳥が話し掛ける
「出水先輩！ジュ先輩！俺のツインスナイプ！」
「うるせぇ帰れ」
『なんなの出水。反抗期なの？思春期なの？発☆情☆期なの？賢くんに当たんないの。
有言実行だったね。サポートもよかった。ありがとね』
任務前と同じように、無表情で頭を撫でてあげれば、今度は嬉しそうにニコニコ笑っていた
いまのセリフな行多かったな。
「嵐山さん、竹島。……ネイバーを庇ったこと、いずれ後悔するぞ。あんた達は分かってないんだ…！
家族や友人を殺された人間で無ければ…ネイバーの本当の危険さは理解出来ない！！！
ネイバーを甘く見ている迅は、いつか必ず痛い目を見る」
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作者名：莱歌（らいか） | 作成日時：2021年11月27日 11時
