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「俺一人だったら…の話だけど」
あ、これあれじゃない？
太刀川さんあたりと「いくら風刀だろうと、この人数相手に勝てるとでも？」的な話してたんじゃね？多分だけど。
「嵐山隊、現着した！忍田本部長の命により、玉狛支部に加勢する！！」
『竹島隊、現着しました。』
「嵐山…竹島…」
「嵐山隊に竹島まで……！？」
「なるほど、忍田本部長派と手を組んだのか。」
太刀川さんが楽しそうにコッチを見てくる
「なんで竹島が……裏切ったのか！？」
『……裏切ったと言われましてもね。自由派部隊は別名多数派部隊ですし。
勢力で言えばボーダー最強部隊にA級5位とブラックトリガー2つ。本部隊員の三分の一。
その上、司令官からの直属命令の上にボーナス出すって言われたんだよ？断る理由無いしある意味断れなくない？』
裏切りもクソもねェンだわ。金大事だもん。
と、三輪の言葉に淡々と答えた竹島。
「いいタイミングだ嵐山」
「三雲くんのチームの為と聞いたからな！彼には大きな恩がある！」
「木虎もメガネくんの為に？」
「命令だからです。」
「うん。」
「竹島先輩大丈夫ですか？」
『え、なにが？』
「…………いえ、なんでもないです。」
『あ、そう？』
「太刀川さん。はっきり言ってコッチが勝つよ。俺のサイドエフェクトが、そう言ってる。
俺だって本部と喧嘩したい訳じゃない。」
引いてくれると嬉しいんだけど。
迅さんは何かを見据えてそう言った。
「なるほど、未来視のサイドエフェクトか。。
ここまで本気のお前は久々に見るな。面白い。お前の予知を覆したくなった。」
「やれやれ。そういうと思ったよ」
『………太刀川さんってそっち系なの？(ﾎﾞｿｯ』
菊地原には聴こえたのか、「竹島先輩」とゲッソリした顔して呆れられた。ゴメンて。
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作者名：莱歌（らいか） | 作成日時：2021年11月27日 11時
