32話 ページ35
「さ、始めようか」
私達は敵拠点の目の前まで来ていた
「で、作戦は?」
「ざっくり上と下から攻めよう!」
「適当過ぎだろ」
なんて言われるがそれが1番いい
敵拠点はビル30階、頭がいるのは最上階
頭がキレる奴は先に片付けるべきだ
といって、上から攻めるだけじゃ効率が悪いから下からもというわけだ
ただ気になるのが…地下室だけがまだ情報が無い事なのだが…
「適当だなんて言わないでよ、はい
これ付けて」
「んだこれ、腕時計?」
「違う違う、そこのボタン押してよ」
「これか?…うぉ!」
腕輪から光のスクリーンが映し出され
地図が展開される
「この腕輪にはこのビルの情報を詰めておいた
地図はもちろん、その階にいる人数、行動パターン、要注意人物などの情報纏めて置いたから、それ見ながら片付けて来て
私は頭を片付けてくるから、終わったら合流しよう
ただ、地下室についてだけは情報が無い
合流次第一緒に行こうか」
「ん、了解
流石だなA」
「ありがと、じゃあ中也
重力操作して私を屋上まで連れてって
着いたら、同時スタートで」
「おぅ、んじゃ行くぞ」
私は中也の異能で、屋上に上がる
着いた瞬間、下からは激しく鈍い音が聞こえた
中也がまた派手にやっているのだろう
潜入するみたいなのは頭にないのかね?
まぁ、囮になって気を引いてくれるからやりやすいけど
「そこにいるのは何者だ!!」
屋上の見張りはざっと10人ほど
今の奴の声で、私がいることは皆察知したはず
「潜入するつもりだったんだけどな
気付かれたなら仕方ない」
腿の銃を取り敵の頭を確実に撃つ
相手が銃構える前に
「球にも限りがあるからね、無駄撃ちはしたくない
さて、とりあえず頭の首取りに行きますか」
コツコツをヒールを鳴らしながら、階段を降りる
順調のはずなのに、この胸騒ぎはなんなのかは
まだ知る由もない
716人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りぃ。 - とても良かった作品でした!!この作品の別ルートとして中也オチも見てみたい…と思いました!お願いします!! (2019年1月10日 17時) (レス) id: 4af8f25fc3 (このIDを非表示/違反報告)
のら猫(プロフ) - コメント失礼します。とても素敵な作品でした!私は中也オチを見てみたいです! (2018年3月18日 21時) (レス) id: 8d32f0832d (このIDを非表示/違反報告)
二次元好きのAlice(プロフ) - 良かったらまた太宰さんでお願いします! (2018年3月18日 19時) (レス) id: 0920b6d53a (このIDを非表示/違反報告)
薄紅(プロフ) - コメント失礼します!私的には中也が見てみたいですこの作品も素敵でしたので楽しみです! (2018年3月18日 19時) (レス) id: 276cd2a5d8 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 高嶺☆*さん» コメントありがとうございます!最高だなんて嬉しいお言葉ありがとうございます!期待に添えられるよう頑張りますね。 (2017年10月22日 8時) (レス) id: 95d9c7638f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:茜 | 作成日時:2017年1月25日 22時