ポートマフィアが拾ったのは子どもでした。【文スト】

１４話 ページ16

A side


あれから4年経った…


私は15歳に成った。


実はお父さんから聞いた話によると


元から年齢は不明で戸籍表も無かったと…


だったら好き勝手に戸籍表を


作ってしまおうっていうわけで15歳。


そして、


織田作、治が居なくなってからお父さんは


私を慰めるために苦労したとか…？


懐かしいね…治と織田作…


治は今何をしているのだろうか…


織田作の墓場の前で考えた。


すると後ろから、

「Aではないですか。御久し振りですね。」

と安吾の声がした。


『安吾さん。今日は休みですか？』


「いいえ、サボリです。」


本当はいけないんですけどね、と


私の隣に座り込んだ。


安吾とは小さい頃に逢ったことがある、

治が連れてきたのだ。


最初は安吾が私を嫌っていたのだが

小さいながらに大人びているのが良かったのか

仲良くなった。


「そう云えば、夢で何か見ましたか？」


『ええ、見ました。治と再会する夢を…』


「そうでしたか、ほかには？」


安吾が異能力特務科の人だと知っているので

こうして、情報提供している。


勿論、お父さんは情報を提供していることは

知らない。


『他は、海外の組織が来る。と探偵社とポートマフィアが休戦提携をする。ですかね…』


そうでしたか。有り難う御座います、と安吾は云った。


『後、ポートマフィアから探偵社に移る人がいて、安吾の乗っている車に衝突してくる。』


解りました、と立ち上がり安吾は帰っていた。


私もそろそろ帰るかなと思い

立ちあがってポートマフィアのビルへ帰った。

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