茜色の夜兎と白ひげ海賊団 2

第10話 きゅうしゅつって言う時噛むよネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲 ページ10

時は満ちた

月明かりが照らす海は不気味に波がうねり、今にも全てを攫ってしまいそうにも見えた


そんな黒い海に浮かぶ、1隻の白い鯨の大きい船



その船に乗り合わせているは



「いや待って」

「何アルか？突然」


「何？はこっちだよ。なにその突然始まる伝説ストーリー的な厨二病感満載の始まり方。何を始めるつもりなのよ」


「何言うアルか。今から呪いのメダルを箱に戻しに行ってその後指輪を滅びの山に捨ててから鼻なしの魔法使い(ヴォルデモート)と最終決戦じゃないアルか？」

「うん。あの。色々と混ざり過ぎてるし各方面から怒られそうだから止めようね？？？」



そんな感じで始まった新八&銀ちゃん救出劇

え？突然過ぎる？

前回予告したからもう説明しないよ？



まず1番初めに決行されるのは海軍の軍艦にいるとされている、新八の救出である

いやあ驚いたよね。神楽の読みがばっちり当たっちゃったよ

何がって？新八は今とある海軍の軍艦で雑用を強いられているらしい

いやーおったまげー


そしてなんと密航者ブラックリストに新八と銀ちゃんの名前が

あらぁ驚き




じゃないから！？なんでもうそんなのに載ってるの！？早くない？？

何をしたの？？



と思ったけれど大量の料理&食料が無くなった報告をされてしまい、それが全て2人のやった事だとなってしまったらしい


すみませんお巡りさん。その犯人、今私の横で耳くそほじくってるアホ面のチャイナ娘です。こいつを捕まえてください



「誰がアホ面アルか」


「あんた以外誰がいるのよ」



そんな感じでとりあえず新八からさくさくパンダのさくさくの如く救おうとなったのであーる



「作戦はさっき伝えたからわかってるな？お前ら」

「応よ」

「バッチリアル！」



一先ず神楽と私で軍艦に乗り込み、囮でぶちのめす！という算段である

うーん本当に囮なの必要かなこれ？




「んじゃ。後はまかせたよい」


「はいよー。んじゃ行ってくるよー」


あれ？いつの間にか軍艦の傍にいたの？ってなったでしょ


さっきから小舟でどのタイミングで乗り込もうかと様子伺ってました。はい



「よし！行くぞ神楽！」

「任せるヨロシ！」



私と神楽は番傘を肩に掲げて海軍の軍艦へと乗り込んだ



待ってろよ！新八ィ！！

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