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連れてこられたのは保健室。
幸い、二宮先生はいなくて、2人だけの空間になった。
翔｢この時間さ、和也いねーんだ。長々とサボってんの｣
｢そ、そうなんだ･･･｣
翔｢そいや･･･なんで泣いた？｣
｢え？｣
翔｢昨日。走って帰っただろ。それに、明らかに泣きましたーって目、ひっでぇ顔だな｣
｢櫻井くんのせいでしょ？！｣
翔｢謝っただろ、それは。なのに、お前が無視してっからこうやって話してんだろーが。
泣いた理由なんか俺には分からねーよ？女の気持ちとかこれっぽっちも分からねーし。でも、お前は他の女とは違うって言い切ったろ｣
｢･･･｣
櫻井くんの威圧で黙り込む私。
私はなんで泣いて、櫻井くんはなんで怒ってるのか。
その答えは自分たち自身しか知らないわけで、周りに問いかけても答えは返ってこない。
いっそ聞いてみようか。
｢大体、なんで櫻井くんがそんなに怒ってるわけ！？｣
翔｢は？別に怒ってねーよ｣
｢怒ってる！･･･そんな気がする｣
翔｢じゃあ、なんで怒ってると思う？｣
｢んー･･･私が黙って帰ったから｣
翔｢はっ(笑)んな事で怒るかって。お前のバカさにイライラしてんの｣
｢ムカつく･･･っ｣
ドアノブがガチャって音を立てて、同時にドアが開いた。
ほんのり煙草の匂いがする、白衣を着た二宮先生が戻ってきた。
和｢あ、いたの｣
翔｢和也この時間サボってるから、ちょっと借りてた｣
和｢サボってるってなんだよ(笑)息抜きって言いなさいよ｣
翔｢はいはい、息抜きね｣
なんて、兄弟みたいだなーってトーンで話すイケメンツートップを見て、なんだかほのぼのした。
性格はゲスだって、イケメンには変わりないもん。
和｢さ、話は済んだのかな？｣
｢え？｣
和｢喧嘩？したんじゃないの｣
翔｢別に。ただ、コイツがさ｣
和｢大体の理由はお前なの(笑)･･･ごめんね、桜木さん。翔さ、ブラックすぎるけどほんとはいい子だから｣
｢･･････はい｣
和｢とりあえず、翔のことはよろしく頼んだ｣
翔｢は？！頼まれねーし｣
和｢誰かに少しはその性格直してもらえ｣
ばいばーいって、私と櫻井くんを無理矢理保健室から追い出した。
よろしく頼んだって･･･なんですか？
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マグらい(プロフ) - ゆかりさん» はい！近々更新致しますので、少々お待ちください。読んでいただきありがとうございますm(_ _)m (2016年9月9日 17時) (
レス) id: d376a52a2c (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 面白いので続きをお願いします (2016年9月9日 16時) (レス) id: 82e7161b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マグらい | 作成日時：2016年9月4日 21時
