【wrwrd】人間兵器らしいです。 (ページ9)

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幹部を中心に軍は戦線をひく。

あとは、α国が宣戦布告して来るのを待ち続けるだけだ。

最前線に出ているチーノのインカムに一通の連絡が入る。

rb「チーノ、肩の力抜けよ。今回はお前のデビュー戦やで。負けることはないんやからリラックスしてやれよ」

ci「ありがとうございます、大丈夫ですって。あとから見事って言う準備しといてくださいよォ」

tn「来たで、α国からの宣戦布告や。夜明けと共に開戦」

「「「了解」」」

今回の戦争は小規模なものである故に、街の結構近くで行われている。街への被害は大きいかもしれないがその分の利益は得られるだろうという考えらしい。

始まって数時間。チーノは戦況を確認するとそこにはひとりの女性が突っ立っていた。

軍のものではない。その女の顔は狂気に満ち溢れていた。

一方総統室では

tn「なぁグルさん、これ見て欲しいんやけど」

gr「なんだ？これは…α国からの宣戦布告状。人間兵器を返してもらうぞ？どういうことだ。人間兵器はアイツらが持っているんじゃないのか」

tn「そのはずなんやけど、こんなのが届くということはこの国に逃げてきたのかもしれん」

gr「なるほど、それで逆上したα国が戦争を仕掛けてきたと」

総統グルッペン･フューラーは怪しく笑った。トントンはこうなってしまっては止めても意味が無いと悟り、ため息をついた。

gr「この国にいるのなら話は早い。さっさと見つけ出すゾ」