"プロ" でいること ページ29
稜哉、当時17歳(高校3年生)
＿＿＿…
学校からそのままレッスンをこなし、疲れ果てて帰宅した稜哉は、玄関から慌て気味に出てきた母親とばったり遭遇した。
「あ…稜哉、おかえり笑」
「ただいま、どっか行くの？」
「…うん、お父さん迎えに行ってくるから。遅くなるかもだから、テーブルに晩御飯用意してあるからね。」
「はーい。気をつけて。」
足早にその場を去って行く母親の後ろ姿を、稜哉は不思議そうな目で見つめ、家に入った。
＿＿＿…
数時間前、深澤が出演しているとある舞台の公演が終わった。出演者は無事今日の公演が終了したことに安堵しているが、深澤とマネージャーの二人は神妙な面持ちで楽屋を後にした。
「車もう回してあるんで、そこまでの辛抱です。」
「大丈夫だって笑 大袈裟なんだよ笑」
「あんな派手に衝突しといて無事なわけないじゃないですか。ただでさえ弱いのに、腰…。」
「本当にヘーキだって。」
言葉とは裏腹に、彼の右手は支えるように腰を押さえていた。
公演中、トラブルで体をセットに打ちつけた深澤。幸いなことに舞台袖でのアクシデントであったため観客に見えることはなかったが、そこから深澤の調子は落ちた。
高いプロ意識か、決して観客の前では辛そうな素振りは見せることはなかった。
だが公演終了後、共演者との挨拶を済ませて楽屋に入ってから、深澤の表情は浮かなかった。
見かねたマネージャーは、すぐに車を手配し、病院へ連れて行くことにしたのだ。
「そのままご自宅へ送迎でいいですか？」
「…あー、いや、迎えに来てもらうかな。ってか、診察立ち会ってもらうわ、連絡しとく。」
「了解です。」
腰を押さえながら、妻のAにメッセージを打つ。
辰哉【 おつかれ〜 ごめん怪我してさ、病院行くんだけど診察一緒に立ち会ってもらっていい？】
A【 お疲れ様！ 】
A【 大丈夫なの？すぐ行く、どこの病院？】
辰哉【 動けるから大丈夫！医療センターの整形外科 】
A【 今から家出るね 】
辰哉【 まだ劇場出てないからゆっくりでいいからね！わら】
A【 了解！】
とは言いつつも、Aはこういう事態になるといつも慌て気味になることを深澤は知っている。
念押しに "ゆっくりね！" とメッセージを送った深澤は、マネージャーとともに劇場を出た。
そして病院に着くと、Aとマネージャーが診察に立ち合った。
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あのん(プロフ) - (名前)ミオさん» ご心配をおかけしてすみません、無事復活しました← 今後ともよろしくお願いします！ (2021年10月25日 20時) (
レス) id: 2713eabb8d (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - みんさん» ご心配をおかけしました。温かいお言葉ありがとうございます！(泣) (2021年10月25日 20時) (レス) @page48 id: 2713eabb8d (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ミオ(プロフ) - 無理なくゆっくり休んでくださいね (2021年10月20日 0時) (レス) @page49 id: dfbbef0672 (このIDを非表示/違反報告)
みん - いつも楽しみにさせていただいております。体調不良ということでとても心配ですが、お休み期間ごゆっくりなさってください。再開されてもあのん様の健康第一で続けていただければと思います。 (2021年10月17日 20時) (レス) @page48 id: 3106d83bf4 (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - ぴけらびさん» メッセージありがとうございます！お気持ちとても嬉しいです！再開したら是非、またお立ち寄りください (2021年10月16日 21時) (レス) id: 2713eabb8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あのん
| 作成日時：2021年9月14日 19時
