深澤邸でのBBQパーティー ページ39
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「…あ、ねぇ、月末お前空いてる?」
実家に訪れていた息子の稜哉とソファでくつろいでいた辰哉。テレビを見ていた彼は思い出した様に稜哉に言い放つと、カバンの中を漁り始める。
対して稜哉は、読んでいた雑誌から一瞬意識を外して考え込むと、視線はそのままに父親の問いに答えた。
「空いてる…けど、なんで?」
「バーベキューしようって話になってさ、滝沢くんと。」
「んー、いいじゃん。」
「庭でやるからそんな人数は呼ばないと思うんだけど、」
「んー、……うん??」
疑問符を浮かべる稜哉の前に、辰哉は一枚の紙を置いた。
"企画書" と "滝沢秀明" の文字が見えた瞬間、稜哉は全て悟った。「こりゃまた大規模な…」と。
「…うちの庭でやるのにこのガチな企画書って、」
「だって断れねぇんだもん笑」
「……。」
事務所社長の滝沢による全面協力のもと、この深澤邸で、
確実に思い出に残るイベントが始まるのだ。
___…
当日
a.m. 9:00
深澤一家と滝沢は、滝沢が作った企画書の綿密なスケジュールに従い、各々が動き始めた。
滝沢と辰哉は、滝沢があらかじめ手配していた食材を受け取りに。
Aは、すでに冷蔵庫に入れてあった食材の下ごしらえ。
そして稜哉と結依は、庭先とリビングのレイアウトとコンロの準備を。
結依「…ねぇ、昼から来るのって誰だっけ?」
稜哉「亜蓮と成と舘さんが、照くんの車で来てくれて準備手伝ってくれるって。確か10時くらい。
その後、八乙女くんと大我くん、河合くんが増田くんを頑張ってタクシーに乗せて来てくれるはずで…、」
結依「来れることになったんだ!外とか虫嫌いなんでしょ?」
稜哉「ほぼ無理やりらしいけどな、笑
俺もあんまり詳しく知らねぇんだよ。ほとんど滝沢さんと親父が声かけてたらしいし。」
仕事の都合上、途中参加 退出もあるわけだが、単なるプライベートでのバーベキューでかなりの人数が揃うなど、滅多になく、色んな意味で稜哉は少しの不安を抱いていた。
結依「樹くんは?」
稜哉「声かけなくても来るだろって、親父が。」
結依「へー。」
そして、岩本車で到着した仲村達と、食材調達を終えて戻って来た滝沢達は、急ピッチでバーベキューの準備を進めた。
ジャニーズの中でかなり先輩になったSnow Manでも、滝沢の前ではかつての "子分" 感を漂わせる動きを見せた。
滝沢「ふっか軍手はー?」
辰哉「はい!!すぐに!!」
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あのん(プロフ) - えーパンダさん» 返信が遅くなりました🙇♀️素敵なお言葉ありがとうございます!おかげさまで無事完結できました☺︎ (7月21日 21時) (レス) id: e371a31c4d (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - りかちゃまさん» 返信大変遅くなりました💦お付き合いいただきありがとうございました!スピンオフもよろしくお願いします☺︎ (7月21日 21時) (レス) id: e371a31c4d (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - なつさん» 返信大変遅くなりました🙇♀️お付き合いいただきありがとうございました!ご期待に応えられずすみません💦今更ながら、何か還元できればいいんですが…笑 スピンオフも、よろしくお願いします! (7月21日 21時) (レス) id: e371a31c4d (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - じゅさん» 返信が大変遅くなりました🙇♀️最後までお付き合いいただきありがとうございました!しれっと再始動しておりますので…笑 よろしくお願いします! (7月21日 21時) (レス) id: e371a31c4d (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - ゆめさん» 返信が大変遅くなりました🙇♀️最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました!いつでも稜哉くん達がお待ちしてます!笑 (7月21日 21時) (レス) id: e371a31c4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あのん | 作成日時:2022年4月25日 18時