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＿＿＿…
5分もすれば向井も渡辺も、静かに眠りにつく。
やれやれ…といった表情で二人にタオルケットをかけた目黒とAは、グラスにアルコールを注いで、交わした。
「…おれさ、」
目黒「ん。」
「…自覚してんの、人より甘えてないこと笑」
目黒「じゃなきゃ困る。」
「んはは笑
…でもね、俺は、周りに恵まれてるから。みんな無理矢理でも俺を引っ張り出すじゃん？こうやってさ笑」
目黒「確かにな。」
「誰かしらが、俺が本当にヤバくなる前に助けてくれんの。
だからそれが俺なりの "甘え" とか "頼り" のつもり。」
「蓮くんもそう思うでしょ？」と笑って言うAに、目黒は彼らしいなと考えつつ、「…そうだな」と答えてお酒を口にした。
ここまで落ち着いてしまえば、実は考えてた事は向井や渡辺と全く同じだったと、逆に言いづらくなってしまった目黒。
人の気も知らず呑気にオレンジジュースを口にしているAに、目黒はほんの少しだけムッとした。
目黒「…でもやっぱり、お前はもっと＿＿＿、」
言葉を切るように、Aのスマホが鳴った。
「…樹くんだ。ごめん出てもいい？」
目黒「おう。」
「…もしもし樹く＿＿＿、」
《樹会！！明日いけんの？！！》
耳をつんざくような田中の声に、Aはもちろん、聞こえていた目黒までも驚き、同じタイミングで笑った。
「明日…ね、うん行けるよ笑」
《絶っっっ対だべお前！！》
「分かった分かった笑」
電話を切ったAは、目黒に話の続きを聞く。
一連の流れを見ていた目黒は、フッと笑って「なんでもない」と一言。
「え、なに、気になんだけど笑」
目黒「いいよ。
確かに、誰かが気付けばいいし。ってか気づくもんな。」
「うん、？笑」
目黒「俺"も" もっとアンテナ張っとかねーとな。」
「なんのアンテナだよ笑」
目黒「稜哉を…助けるアンテナ？」
「十分張ってるって笑」
エスパー並みに毎度Aの異変に勘づいては、樹会という名目でAとのコミュニケーションを図っている田中を密かにライバル視している目黒。
A自ら誰かに頼れないのであれば、せめて自分が一番に彼を助けよう
そう本人に伝えることなく、目黒はアルコールと共に流し込んだ。
「…"頼り"にしてるよ、蓮くん。」
目黒「…おう、任せろ。」
ちなみに、翌日の樹会でも
Aは田中から、同じ類の説教を懇々と受けたと言う。
Fin
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あのん(プロフ) - あさかさん» ヒーリング効果が出始めたのかこの話は…‼️わら いつも閲覧ありがとうございます🥺くれぐれもお大事になさってください！ (2022年4月12日 17時) (
レス) id: 2713eabb8d (このIDを非表示/違反報告)
あさか(プロフ) - 主さん..最高すぎる..個人的に今日頭痛酷いし仕事休みたいしとかグダグダ一人でしてたんだけど、主さんのお話のおかげでやる気出てきました。ありがとうです。後でDMにてたつりょう語りに行きます笑 (2022年4月12日 11時) (レス) @page48 id: ee7bc8727f (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - あさかさん» いつもありがとうございます😊頭の中にいる長男坊が意識高めで辛いです(?) (2022年3月29日 13時) (レス) @page29 id: 2713eabb8d (このIDを非表示/違反報告)
あさか(プロフ) - 無意識に笑そして今回もいい作品だしかっこいいんだよ..りょやとそのメンバー。後毎回、リアルにありそうな会話が話の中にのめり込めるのが良き←誰。何目線わら。...深澤さんの息子になりたかった.. (2022年3月28日 23時) (レス) @page31 id: ee7bc8727f (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - あさかさん» 蛙の子は蛙🐸(激いい意味で) ふかざあさんは将来的にめちゃめちゃ紳士な息子を無意識に育て上げそう(？) (2022年3月25日 22時) (レス) id: 2713eabb8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あのん
| 作成日時：2022年3月7日 22時
