シゲカミ物語

おにぃちゃんやからって何？ ページ11

重岡崇裕目線


はじめまして、大毅パパの長男
重岡崇裕です
釣り好きやけど、もっと好きなのが
弟の流星と神ちゃんの息子の望とじゅんちゃん


崇裕 『パパ、今忙しい？』


重 『大丈夫やで』


崇裕 『おにぃちゃんやからって何？』


神 『なんかあったん？』


崇裕 『この前の参観の時にパパとりゅうが
一緒に来てくれて嬉しかった』


重 『そんな嬉しいかったん？』


崇裕 『弟好きだから嬉しい
帰る時に、おにぃちゃんやから大変？
何するにも弟に合わせなあかんやろ？って
僕なんも思ってないのに勝手に言うの』


パパと神ちゃんは、絶対におにぃちゃんって
呼ばないしおにぃちゃんやから我慢しも
言わないから不思議なの


重 『言わせといたらええねん』


神 『崇裕って言いたい事言うやん』


崇裕 『じゅんちゃん、可愛いけどやりたい放題で
めんどくさいからのんちゃんにやらせる』


流星 『かみちゃ、また』


神 『またって？』


りゅうが子供部屋連れて行ったら
おもちゃだらけになってて
使ってないおもちゃは、のんちゃんに
片付けさせてるじゅんちゃん


望 『どれいらないの？』


淳太 『くしくし』


崇裕 『じゅんちゃん寝る前に片付けないと』


淳太 『ねんね』


望 『お片付けしとくから寝てもいいよ』


神 『淳太、片付けて寝なおもちゃ捨てるで』


いやって言うけど、半分寝てるじゅんちゃん
やりたい放題だから注意するのは当たり前なの
ふわふわ保育園にパパととお迎え行っても
おにぃちゃんやからってめっちゃ言われる


流星 『たかくん、おやつ』


崇裕 『どれ食べたい？』


流星 『チョコ』


崇裕 『パパ、あんぱんチョコいい？』


重 『たか、好きなん選び』


崇裕 『じゃ、バイキンマン』


重 『ちゃうやん、好きなおやつ』


崇裕 『じゃ、ボーロ』


重 『崇裕のおやつやで？』


崇裕 『じゅんちゃんにもらって食べたら久々で
美味しかったから欲しい』


これ、嘘やないで
お会計してパパの手は
荷物とりゅうの手
たまに思うパパと手繋ぎたいって
さりげなく 、シャツの裾をつまむ


崇裕 『んふ』


重 『崇裕ごめん』


崇裕 『あ、ごめんなさい』


重 『手繋ぎたいんやろ？』


崇裕 『ふりふり)僕、おにぃちゃんやから我慢』


すたすたって家までの道を歩く

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