私がこの世でいちばんです (ページ9)

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ーsideCELIー

頭から爪の先まで。
全ての仕草を会場に刻み付けるように。

目を離すな、私から。

曲が終わって、上がった歓声にハッと前を向く。

『ありがとうございましたー！』

床の装置が下がって、見えなくなるまで手を振り続けた。今日という景色を忘れない様に、精一杯目に焼き付けて。

スタッフ「CELIちゃーん！！お疲れ様ー！！！」

舞台裏に着くと、スタッフさん達が集まって来てくれた。

『お疲れ様でした。こうして最高の舞台でデビューできたのも、皆さんのおかげです。ありがとうございました。、、ぐえっ！』

ドシンッ！！
突然、大きな男が抱きついてくる。

マカ「うわぁぁぁああん！！泣」

うわっ！何！？
汚ないんだけど！！←ひどい

マカ「この小娘ぇ！やってくれるじゃないのよぉぉぉ！泣」

ーあんたみたいな子が他の事務所じゃなくて良かったぁあ！

『キモいわぁぁ！』
号泣しながらジョリジョリと頬を擦り付けてくるマカロン姉さんを引き離しながら楽屋に戻ると。

？？「A」

突然、聴き慣れた声が聞こえてピタリと固まる。

聴き間違えるわけがない、独特な声。
『ジヨンオッパっ！！！』

フワリ、と抱きしめられる。
GD「久しぶり。初ステージ、最高だった。」
迷彩の軍服になっても変わらない、懐かしい香りに涙がこぼれ落ちる。

『会いたかったっ、、』

GD「門限までには帰らなきゃだけど、どうしてもデビューはこの目で見たくて。一番に会いたかったけど、さすがにマネージャーさんには勝てなかったなぁ。笑」
そう言って微笑まれたマカロン姉さんが、顔を真っ赤にする。

なに照れてんだよオッサン。

ガチャッ
VI「やー！ジヨ二ヒョン！抜け駆け！！怒」
SOL「え、もう居たの？はやっ」
DL「ぜぇっぜぇっ、、負けた。。」
TOP「スンリうるさい。」

言い合いをしながら入って来たタプオッパ達。

TOP「Aお疲れ。めちゃくちゃ感動したよ、デビューおめでとう。これから人前ではCELIって呼ばなくちゃだな。」
VI「お疲れ様ー！見てみて、ヨンベヒョンめっちゃ泣いてて目パンパンなの！！爆笑」
SOL「やー！何か、いつの間にか娘が大きくなってたみたいでっ、、。感動しちゃって。。」
DL「知らないうちに色気付いてるしなー。」

自分の成長を一番見せたかった人達に、褒めてもらえて素直に嬉しいかった。

VI「てことで、A！今日はみんなで晩飯だ！！」

「「「『わーい、ご馳走様！』」」」

VI「えっ、、」