最恐の…フォーマンセル!?【文スト&女主2人】 (ページ32)

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第22話ひ、非常事態だってー！？(棒) ページ32

敦視点

今は探偵社へ向かって歩いている

1つ気になったことがあるから

聞いてみるとしよう！

『同僚の方に救援を求めなかったのですか？』

太宰「求めたよ。でも私が「ﾀﾋにそうなのだ」と助けを請うた時、何と答えたと思う？」

何と答えた…

……あ、

『ﾀﾋねばいいじゃん』

太宰「御名答」

知らぬ者なき異能力集団──ねえ

何か可哀想に思えてきたかもしれない()

『ところで、今日は何処へ？』

太宰「うん、君に仕事を斡旋(あっせん)しようと思ってね」

『本当ですか！』

太宰「伝手の心当たりがあるから、先ずは探偵社に行こう。

任せ給えよ。我が名は太宰、社の信頼と天草の崇敬を一身に浴す男」

格好いい台詞を太宰さんが云っていたら

国木田「ここに居ったかァ！この包帯無駄遣い装置！」

空「包帯無駄遣い装置か、今度から偶にそう呼ぼうかな」 ←今回は国木田くんに"ちょっと"ゆっくり走って貰いました。でも少ししんどいです。 by空

太宰「……国木田君、今の呼称はどうかと思う。空ちゃんも呼ばなくていいよ」

流石の太宰さんも、傷付いたのかな…？

心成しか寂しそうな表情をしている気がする

国木田「この非常事態に何をとろとろ歩いて居るのだ！疾く来い！」

太宰「朝から元気だなあ。あんまり怒鳴ると悪い体内物質が分泌されて、そのうち痔に罹るよ」

国木田「何、本当か！？」

太宰「メモしておくといい」

国木田「怒鳴りすぎると痔に罹る…と」

太宰「嘘だけどね」

ﾊﾞｷﾞｯ(万年筆を折る音)

ﾄﾞｶﾞﾄﾞｶﾞｯ(太宰さんを殴る音)

…僕は何も見てません

ってそうだ、そう云えば

『あの、「非常事態」って？』

国木田「そうだった！探偵社に来い！人出が居る！」

太宰「何で？」

空「たにz((ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝじゃなくて、爆弾魔が人質を連れて探偵社に立て籠ったんだよ」

探偵社に爆弾魔っ！？！？！？

た、確かに緊急事態だよ！！

こんなに暢気にしていて良いのか？

ｰｰｰ探偵社に到着

爆弾魔「嫌だァ.......もう嫌だ.......ぜんぶお前等の所為だ......『武装探偵社』が悪いンだ！社長は何処だ早く出せ！でないと

──爆弾で皆吹っ飛んでﾀﾋンじゃうよ！」

…本当に爆弾魔が居るよ！！