こもれび (ページ20)

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よくあさページ20

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体が痛い。

昔はどんな体勢でも大丈夫だったのにもう若くないな｡

翔くんは俺の上に被さるように寝ていて、翔くんも寝てる間に無理な体勢になっちゃたか。

振動で小さな声とともに起きかけた翔くんを少し抱えてベットの定位置に寝かせて俺も隣に転がる。

そっとさすっているとまた眠りについたのを見届けてから、時計を仰ぎみると朝の5時。

ふあ、。

俺も二度寝しよ｡

撫でられる感覚が意識を浮上させた。

こっちを向いてる翔くんが申し訳なさそうに、ごめん、とこぼす。

「なんでもないよ。だいじょうぶ。」

寝起きで掠れて呂律もまわるきらない俺の声はちゃんと届いただろうか。

「ん、いま何時？」

翔くんが口をすぼめるから慌てて振り返るとあれから4時間も経っていた。

こんなしっかり二度寝しなくても、と自分に苦笑する｡

よいしょと体を起こす俺と寝転がったままの翔くん。

不思議になって見つめると何かを伝えようとしてる時の眉を下げた表情。

ベット脇の俺の携帯のメモを開いて渡せば少し眩しそうにタタタと打ち出す。

『さっき起き上がったら目眩がして』

そう見せてきたから、伸ばされる手を握って背中を支えて体を起こす。

また少し目眩がきたようだったけど、すぐに収まったらしく大丈夫なんて笑ってくれる。

今日の予定は書き込まなくていいや。

ニノの所行って楽にしてあげなくては。