おかえり (ページ28)

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「えっとー、？しょお、くん、？」

「なあに？潤？」

「どういうこと、、って、え、ちょ、！」

ベットに引き込まれて馬乗りの翔くん？

え、何？？これなに！！

「潤が、上なんて決まってないもーん！」

「へ？」

「俺だって、潤のこと愛してるんだもーん！」

「え、いやいや、、！！」

上から振ってきた唇をとりあえず受け止めたけどまだまだ頭はいっぱいいっぱい。

酔ってるの？

口を伝って俺の鼻から抜けたお酒の匂い。

「俺もできるもん！

潤気持ちよくできるもん！！」

唇を離して少し微笑んで。

呂律が回りきらず、語尾もやけに調子が上がり、頬はピンクに染まったままそんなこと言う。

「翔くんも上やりたかった、？」

それはそれでかわいいよ？

「だってー、ぶっきーが、、。」

見慣れない下からの角度からのとんがらせた唇もなかなかいいな、。

じゃなくて。

俺以外の登場人物に少し嫉妬するけど、ここは抑えて｡

「ぶっきーさんが、なに？なんか言われた？」

「翔は、お目目がくりくりで、唇がぷるぷるで、
肌が真っ白で、体がむちむちだって、！！

だから潤が、！潤が抱きたくなるのわかるって！」

「へえ、？」

「それで、俺もできるよって、できるもんって言ったのに、、、

翔は抱かれるのが丁度いいとか言うから、！

俺も潤、愛せるのにって、、

、わっ！！」

ぐるんと一瞬の形勢逆転。

情けなく歪んだ翔くんの顔はまるで俺の嫉妬と欲に歪む心を映し出す鏡のよう。

ツー、とその潤んだ目元から順番になぞっていく。

「たしかに？

この目はくりくりで大きくて。でも、激しいキスの時はもう細められちゃんだよ。」

さっきの10倍濃密なキス。

「うん、この唇はぷるぷるだね。俺にかかれば溶けちゃうくせにね。」

やっと解放すればどちらのかわからないものでてらてら光る。

「真っ白な肌。俺とも少し違う色づきの肌。でも、知らなんだね？俺が紅い花は恐ろしく映えること。」

見えるか見えないか？むしろギリギリ見えるところを狙って鎖骨に吸いつけばすぐに咲いた。

「さいごに。
なんて言った？むちむち？
ねえどこ触ってもむちむちだっけ？

こうやって触れば、ほら緊張するし、
こうすればね、ぴくんって動いちゃうのにねぇ。」

何も知らないんだね？そのお友達。