No.２９ ページ32
焦凍と勝己を置いていき、冬美姉さんと私で遊園地にある売店を片っ端から食べ歩きをしていった
冬美｢んー、 おいひいー！｣
もぐもぐとパンケーキを食べている冬美姉さんは、まだ食べきれていないようで上手く喋れていない。
しかもほっぺにはクリームが着いている。
元々外見の良い冬美姉さんだ、髪にも白色が入っているため、ご褒美の餌を大事にほ奪っている兎に見えた。
冬美｢んグッ……ってあ！ 私のパンケーキが……｣
冬美姉さんの悲鳴の声を聞くと同時に私は地面の方に顔を向けた。
其処にはさっきまでの見ただけで皆が食べたくなるような美味しいパンケーキの姿は無い。
あるとするならば悲しい姿になったパンケーキの残骸だけだった。
冬美姉さんは折角食べていたパンケーキを落としてしまい、私のパンケーキがぁ……と地面へ膝から崩れ落ちて行った。
そんな姉さんを見た私は何かかける言葉は無いかと、心の中で黙々と考えているといい事を思いつき、右手の握り拳を左の手の平にポンッと叩いて私は冬美姉さんに言った。
｢冬美姉さん、其処まで気にする必要はない。姉さんのパンケーキが無残な姿になったとしても、他のパンケーキは無事だ｣
私が考えた慰めの言葉をかけると何故か無言と言う名の気まずい空気が流れる。
何か不味いことを言ったのかと不安になり冬美姉さんに声をかけようとするとあはははッ！と言う元気な先程までの冬美姉さんの笑い声がしたから聞こえてきた。
だが、何故急に笑ってきたのか分からなかった私は本当にどうかしたのかと不安になり目にうっすら涙を浮かべながら笑い続けている冬美姉さんに言った
｢どっ、どうかしたのか？ 冬美姉さん｣
私が体を屈めて心配そうに冬美姉さんに言うと笑い涙を拭いながら姉さんは答えた。
冬美｢いや、Aが心配することないよ。 ただ……ふふっ、Aの言ったことが面白くて｣
冬美姉さんらしい元気な笑顔で言ってくれた。
それが嬉しくて風で長い髪をなびかせながらうっすらと笑みを浮かべ、誰かの耳に入るか程度の声でボソッと呟いた。
｢……私は、冬美姉さんと居れば何時でも楽しいけどな｣
誰の耳にも入らない程度で言ったはずだったのだが冬美姉さんには聞こえていた様で、一瞬固まったかと思えばぎゅっと抱き締めて言った。
冬美｢私もAと一緒に居るのすごい楽しいよー！｣
その言葉が私には嬉しかった
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みかん - すごく面白いです！！更新頑張ってください！ (2018年10月20日 22時) (
レス) id: 92df3f0f1f (このIDを非表示/違反報告)
とびうおε( ε^o^)э(プロフ) - [[みいす]]さん» そんなことないぞよ_(:3｣∠)見てくれてありがとう御座いまする(* ^ ω ^ )b (2017年11月26日 8時) (レス) id: 75392733f2 (このIDを非表示/違反報告)
[[みいす]](プロフ) - とびうおε( ε^o^)эさん» うーとびよ！我が親友ながら文才もあって人気で嫉妬するぞよ！ (2017年11月26日 0時) (レス) id: 64bd65ab2c (このIDを非表示/違反報告)
とびうおε( ε^o^)э(プロフ) - 甘楽さん» 待っていてくれて本当にありがとうございます<(_ _*)>これから少しずつではありますが投稿を開始しようと思うのでよろしくお願いします！ (2017年11月25日 17時) (レス) id: 75392733f2 (このIDを非表示/違反報告)
とびうおε( ε^o^)э(プロフ) - かなさん» 返信遅れて本当にごめんね(｡ﾉωﾉ)また更新し始めたから良かったら見て！┏○┓ (2017年11月25日 17時) (レス) id: 75392733f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とびうおε( ε^o^)э | 作成日時：2017年7月24日 8時
